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朝、病院のため早くに宿舎を出る。
まだベッドで爆睡中のユノに
“今日も早出！”
一言書いたメモを置いて出てきた。
また病院とかいうと大騒ぎになるから(笑)
・
・
ユノが入院中に来たことがあるけど
やはり大きくて綺麗で立派な総合病院。
すでにたくさんの人がいて時間が掛りそう。
オクチャさんに言われたとおり受付に
伝えると簡単な問診票を渡された。
広い待合いロビーの椅子で記入を始める。
「ユノジュニア誕生？」
外来科記入で産婦人科に丸をつけた箇所を
キレイな指が指す。
思わず問診票を手で隠して慌てて顔を上げる。
・・・また会った(汗)髪を切っていたから一瞬
わからなかった・・・
「おはよ♪」
隣に座って足を組み、サングラスを外した。
彼に気付いた人たちが指をさしたり
口に手をあてて興奮を抑えている。
すかさず席をひとつ横に移動する。
「なぁんで、そんなに避けるんすかー？」
A「…エヨン君、自分の立場考えなよ」
小さな声で彼に伝える。
「いいよぉ〜、マネージャーさん来るし」
・・・とにかく極力関わらないのが一番。
エヨン「…ホントにジュニアできたんすか？」
A≪そんなわけないでしょ(焦)
そういうデリカシーのない事をストレートに言わない≫
エヨン≪俺に会いたくて出没場所を予想して
待ち伏せしているファンもいるっていうのに
こんなに偶然にも会うって・・・運命？(笑)≫
にゃはっっと目を三日月のようにして笑う。
・・・こっちは大迷惑だよ(汗)
A≪なんで病院？まだ体調良くないの？≫
問診票を記入しながら聞いてみる。
エヨン≪近々ドラマに入るから、その前に健康診断。
撮影中に何かあったら周りに迷惑かけちゃうからね。
あ、髪の毛もそのため♪≫
そう言ってラックに手を伸ばして雑誌をとった。
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作成日時：2012年7月5日 22時
