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彼の体温で温められた水が
ゆっくり私の喉を流れていく。
ＹＮ≪まだ飲む？≫
A≪…もう平気≫
聞いたくせに、聞いてない。
放りだしたボトルに手を伸ばして
また口に含む。
重なっている唇の隙間から水が少し溢れ出る。
頬につたった水に唇を這わせ、耳元にたどり
つくとまた唇へ戻ってくる。
ＹＮ≪自分に言い聞かせて寝ようと思ったのに≫
上から見下ろしているユノが私の耳をいじる。
ＹＮ≪Aが起きちゃうからー≫
私の上におもいっきり覆いかぶさる。
A「お、重い…って」
腕立て伏せをするようにまた上体を上げて
私を見下ろす。
ＹＮ「だめ？」
A「…あっ！おあずけって言ったじゃん」
ＹＮ「それは昨日の話でしょ」
・・・そういうことは忘れない(呆)
じわり、じわりと片足ずつ自分の脚を
私の脚の間に割り込ませてくる。
A≪脚・・・(怒)≫
あっははーッと相変わらずの笑い方。
ＹＮ≪ヨイッショっとー！≫
私を急に抱き起こして対面座位。
ユノの顔が胸元に、腕は腰へまわされた。
ＹＮ≪一緒に居たけどジスとは何もない。
すぐにきちんと話せなくてごめんね≫
そう言って上目づかいで私を見上げる。
A≪そんな可愛い顔したって駄目だ≫
ＹＮ≪え〜っ、とびっきり可愛い顔したのに≫
そう言って白い歯をみせながらゆっくり私を寝かす。
ＹＮ≪嘘だよ、心から申し訳ないって思ってる≫
A≪わかってる(笑)私もしつこくてごめん≫
ＹＮ≪・・・いい？≫
彼の頬に手を伸ばして顎のラインをなぞり
口元に指先を持っていくと軽く噛んで咥えた。
そして、その指先を私に咥えさせた。
ＹＮ≪感じて、俺を感じて≫
ラッキーアイテム
革ベルト
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作成日時：2012年7月5日 22時
