yu ～the best relations～ no #14# (ページ25)

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A「ありがとうね」

チャンミン君と私は宿舎に戻ってきた。

ＣＭ「フワァ～…ﾊｯﾊｯﾊー…なんでお礼ですか？
僕がちょうど行きたかったので誘っただけです」

両腕を上げて大きなあくびをしながら言う。

ＣＭ「ついでです、つ・い・でっ」

片目を細めて笑う。

A「…ついででもありがと！(笑)」

ＣＭ「ヒョンもそろそろ帰ってくるんじゃないですか」

A「そうだね。…じゃぁ、また明日」

ＣＭ「はい、おやすみなさい」

それぞれの部屋に入った。

ベッドに携帯を放り投げるとメールランプが

点滅していた・・・ユノからだった。

“少し遅くなる”

ユノのいないベッドに横たわって携帯を眺める。

そもそも、ジスさんと会うなんて聞いてなかったら

この言葉なんて気にもしなかった。

“私たち嫌いで別れたわけじゃない”

ジスさんが別れ際に言った言葉。

ユノからのメールを眺めながら返事を考える。

“はやく帰ってきて”

・・・でも、こんなメール打って

ジスさんが本当に悩んで、相談してたら

ユノを困らせて、焦らすだけ。

A「あー、わかんないっ！」

携帯を握りしめたまま、仰向けに体勢を変える。

A「アッタマいたい～・・・」

恋愛で壁にぶち当たることが無かった

私の弱い脳が悲鳴をあげていた。

・・・一般の恋愛とは違う。

彼の幸せを考えると同時に周りのことも

考えないといけない。

彼の立場はそういう立場。

「ユノの幸せ、未来の幸せ」

難しいことを考えていくうちに

次第に意識が薄れていった。