私のヒロイン育成計画Ⅱ (ページ2)

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いい子でなんていられないページ2

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(北人side)

今まで流れていたさ時間が止まってしまったかの様に

俺は唖然としたまま

その『好きな人』は

俺じゃないことくらい

容易にわかった

でもさ、

それがさ、

なんだって言うの？

俺は、

俺だって

Aのこと好きだけど？？？？

Aの事の恋を応援するほど

俺はできた男じゃ無いし

綺麗事を並べたくないよ

『だから、わたし、もっと頑張りたい』

『変わりたいの、』

『あの人ばっかいつも前を走ってるから、』

Aはまた窓の外を眺めた

恋する乙女は可愛い

可愛くなろうとしてる女の子は無敵じゃん

敵わないな〜ホント

窓の外を見ているAに優しく後ろからハグをする

｢オレも、好きな人いるんだけど、はなしきく？｣

なんて意地悪してみる

するとAはふふっと、笑って

『教えて？』

｢う〜ん、誰にでも優しくて、意外と度胸あって？、

着飾らなくて……俺の事大好き♡｣

『何それ笑』

｢かわいい｣

って頬っぺたにキスすると

照れるように顔伏せて隠す

『やめて下さい、』

｢やめない〜｣

更にハグする力を強めると

『離してくださっ、』

｢北ちゃんそんなこと言われたら泣いちゃう｣

『…………っ、負けました………』

そーゆーところだよ

誰にでも優しくしたら

勘違いしちゃうからね

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