過去 ページ10
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そこから私は人見知りだということを自覚した
友達の輪に上手く入れずいつもひとりぼっちで
ようやく友達ができた。というところで転校を繰り返した
小学五年生の時、東京へ引っ越した
隣の席の八木勇征くん
勇征「よろしくな！」
とこちらに挨拶をしてくれるが
緊張して声が出なくって
ぺこっと挨拶を返した
ニコッと笑ってくれる
優しい人だなってそう思った
いつも独りだけど勇征くんは気にかけてくれた
班になるのも委員会決めも
何となく選んだところが勇征くんと一緒だったっけ
中学に上がると同時に、勇征くんとも疎遠になった
住む世界が違ったのかもしれない
ネガティブな感情がどんどん噴き上げてくる
サッカーに熱心な勇征くんを横目に何もしてない私に嫌気がさした
だからいつまで経っても独りなんだよ
頭の中で声がする
涙が溢れてきて家に帰ろうと早歩きで学校から出ようとすると
「Aっ、！」
と久しぶりに聞いた私を呼ぶ声
振り返ると勇征くんだった
「どこ行くんだよ。」
帰るのに帰るだけなのに勇征くんは心配そうな目でこちらを見てくる
「どこにも行くなよ、！俺、高校は推薦で○○高校に行こうと思うんだけど、、」
言葉がだんだん詰まっていくのが分かった
普段は明るい勇征くんは
私と話す時だけ言葉を選ぶ
勇征くんの優しいところなんだなって
私はすこし強ばった顔が緩んだ
『ありがとう』
それっきりだった
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lem(プロフ) - HARU22924050さん» ありがとうございます！嬉しいです☺︎続くことが決定しましたらまた連絡しますね＾＾ (2022年9月23日 15時) (
レス) @page40 id: dcf23c2e33 (このIDを非表示/違反報告)
HARU22924050(プロフ) - コメント失礼します！いつも楽しく読ませてもらってます！私はできれば続きを見ていたいなーって思ってます！ (2022年9月22日 2時) (レス) @page39 id: b2ed4beb67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：lem | 作成日時：2022年9月12日 0時
