猫 ページ19
･
『はぁ……』
やっと一息つくことが出来た
裏庭みたいな人気のないところで座っていると
「ニャー」
と猫が寄ってきた
『あ、』
手招きをするとすり寄ってきた
人馴れしてるのかな
撫でるとゴロゴロと喉を鳴らして喜んでる
かわい、
『かわい〜ね、君。や〜、うちくる？……なんて』
なんて一人で喋ってたら
「有瀬さん？」
え、
見られた……??
と恐る恐る振り向くとそこに居たのは藤原さん
樹「こんなところで、何してんですか」
『え、あ〜…………』
と猫を撫でる手を止め必死に考える
猫と戯れてたと言ったら信用を失うのでは無いか
そんなことしてる暇があったら
他になにかすることあるんじゃないのかと言われたら
それもそうだ
ヤバい
「ふっ、そんなに強ばらないで下さい」
「怒ってませんから」
「有瀬さんも猫好きなんですか」
と隣に座ってくる
「俺、よくこの猫と遊んでんですよ」
「飼ってる猫に匂いですぐバレて拗ねられるんですけどね」
と手馴れたように猫を撫で出す
『そうなんですか』
私はそれを見てるだけ
いつもクールな藤原さんを
こんな表情にさせる猫は凄いな
羨ましい
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 208人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
lem(プロフ) - HARU22924050さん» ありがとうございます！嬉しいです☺︎続くことが決定しましたらまた連絡しますね＾＾ (2022年9月23日 15時) (
レス) @page40 id: dcf23c2e33 (このIDを非表示/違反報告)
HARU22924050(プロフ) - コメント失礼します！いつも楽しく読ませてもらってます！私はできれば続きを見ていたいなーって思ってます！ (2022年9月22日 2時) (レス) @page39 id: b2ed4beb67 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：lem | 作成日時：2022年9月12日 0時
