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思い出せないだけで ページ14













「有瀬さん」





『はい』






うん、やっぱりAだ




振り返った顔、声、雰囲気




全てが懐かしくそれが色鮮やかになっていく







「○○保育園でしたか、」






いきなり聞いちゃったけど





聞いた瞬間、Aの表情が変わった



今まで無表情だったのが


なんで知ってんの




と言わんばかりに



目を見開きびっくりした顔








「長谷川慎。まこちゃんだっけ、Aだよね?

俺のこと、覚えてる?」





うーん、、、と考えてる笑





かわいいな笑








「もしかして忘れたとか」



「あんなに遊んだのに」


俺だけの思い出とか嫌だよ

俺だけがこんなにも思ってるなんて嫌だ





だから思い出して




『えっ!?ちょっっと、、、うーん、、、あの、、あーーっ!!!、!!!』



『あの時の!!!』






「やっと思い出したか笑」



『うん笑 卒園式の時の、、』





「あ〜〜〜そう、それ、めっちゃ悲しかったんだからな笑」




『ごめん、私もまさか卒園して引っ越すとは思わなかった』







「俺が卒園してから一緒に帰ろうと思ったのにさ」


「居ないっていわれた俺の気にもなって」




そう。Aは俺の1個上で保育園の時なんて

年齢関係無かったから一緒によく遊んでいた





Aが卒園するとき、大泣きして


その後

俺が小学校に上がったら絶対また一緒に遊ぶって決めてた







『ごめん……』





気まずそうにするAにもっと腹が立って





「別にAを責めてない、から顔、上げてよ」





とAの顔を両手で包み顔をあげさせる







『うっ』



とだらしない声をあげる





昔は俺の方が背がちっさくて




越そうと牛乳飲み続けてたっけ





今となっては全てが小さくてかわいい









懐かしい→←思い出せないだけで



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作品ジャンル:恋愛
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lem(プロフ) - HARU22924050さん» ありがとうございます!嬉しいです‪‪☺︎‬続くことが決定しましたらまた連絡しますね^^ (2022年9月23日 15時) (レス) @page40 id: dcf23c2e33 (このIDを非表示/違反報告)
HARU22924050(プロフ) - コメント失礼します!いつも楽しく読ませてもらってます!私はできれば続きを見ていたいなーって思ってます! (2022年9月22日 2時) (レス) @page39 id: b2ed4beb67 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:lem | 作成日時:2022年9月12日 0時

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