３５ ページ35
JJ「A？僕はここがいいんだ。ここでAの側で、絵を描きたい。僕の絵は、Aと一緒にこの家で生まれたんだ。これからもここで・・」
「私・・・施設に行きます」
JJ「施設って・・Aっ？」
施設ってなんだよ？
どうして僕がいるのに、Aは施設なんか行かなくちゃいけないんだ？
それに、例え僕がフランスに行ったとしても
Aを置いて一人で行くはずがない
行くならAと一緒に行くに決まってるのに・・
それなのに、どうして・・
「足も少しづつ良くなってきてるし、きっともうすぐ歩けるようになります」
JJ「それがどうして施設なんて・・」
「私のことは気にしないで、行ってきてください。フランス」
JJ「気にするなって・・Aは僕の妻なんだよ？僕がAを置いて一人で外国へなんて、行くはずがないだろ？」
どうして僕の未来に自分がいない？
どうして自分だけ施設になんて・・
「私は、こんなだし。一緒にいたら・・きっと足手まといになります」
JJ「足手纏いなんてっ！」
「最近絵を描いていないのも、私がジェジュンさんの自由を奪っていたから・・」
JJ「何言ってるんだよっ！僕はAの傍にいたいからっ！」
「私がいると・・ジェジュンさんに絵を描かせてあげられない・・」
JJ「Aっ！何言って・・」
「結婚は・・解消してもいいと思っています」
JJ「A・・？」
結婚を・・・解消？
意味が・・・分からない
「結婚生活らしいことを何もしてあげられなかった。最愛の夫の記憶でさえ、何も覚えていない・・」
JJ「本気で言ってるの？」
冗談だろ？
こんなこと・・冗談に決まって・・
「・・はい。ジェジュンさんは・・もっと素敵な人と、一緒に人生を歩んでいくべきです。こんな私なんかじゃなく、もっと・・素敵な、人と」
JJ「A・・」
「私は・・十分、優しくしてもらったから」
なんだよ、それ・・
十分？
もう僕は、君に必要ない？
違うだろ？
これからずっと、永遠に一緒にいるんだろ？
そして家族を作って、幸せな未来を築いていくんだろ？
JJ「どうしてそんなこと言うんだよ・・」
「ジェジュンさん・・」
JJ「愛してるのに・・。君を・・愛してるのに・・どうして・・」
「・・・。」
僕の頬を、涙が一筋
落ちて行った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 276人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
裕(プロフ) - 暁子さん» やんっ♪暁子さんっ！言ってくれたら教えましたのに！(爆)ありがとうございます(^^)嬉しいです♪ (2014年10月2日 16時) (
レス) id: 7b66b690be (このIDを非表示/違反報告)
暁子(プロフ) - このお話大好きで探してました。前に読んでもう一度読みたかったのに作者様とタイトルを忘れてしまって事あるたびに探してたのに灯台もと暗し。裕さんの作品は色々読み返してたのに気づかなくて…見つけたとき震えましたやっぱりまた泣きました。やっぱりチェゴ!! (2014年10月2日 15時) (レス) id: 40b5c1ee80 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - しあぽんさん» 見つかっちゃった( *´艸｀)読んでくれてありがとうございます(^^)こうして感想頂けると、すっごく嬉しいです♪ (2013年3月27日 22時) (レス) id: c0a4915c33 (このIDを非表示/違反報告)
しあぽん(プロフ) - 今日発見しました!!裕さんｻｲｺー!最初から泣いてしまいました 途中もしかしても一度事故にあっちゃうんじゃとか今度はｼﾞｪｼﾞｭが事故にとか考えたりしたけどホントに良かったぁ〜やっぱりハッピーエンドはいいな(^^) (2013年3月27日 21時) (携帯から) (レス) id: a155ac98dc (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - じゆじさん» じゆじさんもラルク好きでしたかっ！FCにもっ！私は無職になった時に会費が払えなくなり、Cielを途中リタイヤしました（泣）でもラルク好きがいてくれたとは(^^)嬉しいです♪ (2013年1月31日 22時) (レス) id: f70a22d025 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：裕
| 作成日時：2013年1月17日 13時
