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『いただきます』
テーブルを挟んで、久しぶりに向かい合って夕食を食べる
夕食の時間が早い入院中は、食べているところを僕が見ているだけ
こんな風に、一緒にご飯を食べることなんてなかった
JJ「どう？美味しくできたかな？」
「美味しいです。お料理、得意なんですか？」
JJ「うん。辛い物が好きで」
「辛い物？」
JJ「あはっ(笑)でも大丈夫！Aには当分辛いものは出さないから」
「あはっ・・良かったです」
JJ「あはは(笑)辛いの、あまり得意じゃないもんね」
「あぁ・・」
僕が作った辛い料理を、文句を言いながら食べていたA
結局、最後まで食べることができずに
翌日、アレンジをされて朝食に並んでいたことが多々あった
JJ「Aも・・料理が上手だったんだよ？」
「私・・？」
JJ「うん。食べることが好きで、料理も好きだった」
「・・そうなんですか」
JJ「あっは(笑)そのうち料理だってなんだって、すぐに何でもできる日が来るよ。焦らないでゆっくり頑張ろう？」
「・・・はい」
僕の話を、他の誰かの話を聞くような表情で聞くA
今は何を話しても、きっと自分のことじゃないような感覚なのだろう
その時折見せる悲しそうな、寂しそうな彼女の顔が
僕の胸を締め付けた
JJ「ご飯食べたらお風呂に入ろう」
「えっ・・」
JJ「大丈夫。寒くないようにするから」
「でも・・」
JJ「不安？」
スプーンを持ったまま俯く彼女
口へ運ぶ手が止まってしまった
「あの・・お風呂は・・リハビリの時に・・」
JJ「？遠慮しなくても・・」
「あの・・あまり動かないし、お風呂は病院へ行った時に看護師さんにお願いします。なので・・家では・・まだしばらく・・」
JJ「A・・」
「ジェジュンさん、大変でしょうから。もう少し、体が動かせるようになったら・・入らせてもらいます」
JJ「・・・。」
「ごめんなさい・・」
JJ「・・わかった」
再びスプーンを手にもつA
ほっとしたように食事を口へと運ぶ
僕がAを入浴させることを
彼女は拒んだ
僕はAの夫なのに・・
彼女の中ではまだ僕は他人で
そんな奴に裸を見られるのが嫌なのだろう
つい最近自分の名前を知ったAには当たり前のことでも
僕にはそれが悲しかった
頭では分かっている
けれど、心は理解出来てはいなかった
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裕(プロフ) - 暁子さん» やんっ♪暁子さんっ！言ってくれたら教えましたのに！(爆)ありがとうございます(^^)嬉しいです♪ (2014年10月2日 16時) (
レス) id: 7b66b690be (このIDを非表示/違反報告)
暁子(プロフ) - このお話大好きで探してました。前に読んでもう一度読みたかったのに作者様とタイトルを忘れてしまって事あるたびに探してたのに灯台もと暗し。裕さんの作品は色々読み返してたのに気づかなくて…見つけたとき震えましたやっぱりまた泣きました。やっぱりチェゴ!! (2014年10月2日 15時) (レス) id: 40b5c1ee80 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - しあぽんさん» 見つかっちゃった( *´艸｀)読んでくれてありがとうございます(^^)こうして感想頂けると、すっごく嬉しいです♪ (2013年3月27日 22時) (レス) id: c0a4915c33 (このIDを非表示/違反報告)
しあぽん(プロフ) - 今日発見しました!!裕さんｻｲｺー!最初から泣いてしまいました 途中もしかしても一度事故にあっちゃうんじゃとか今度はｼﾞｪｼﾞｭが事故にとか考えたりしたけどホントに良かったぁ〜やっぱりハッピーエンドはいいな(^^) (2013年3月27日 21時) (携帯から) (レス) id: a155ac98dc (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - じゆじさん» じゆじさんもラルク好きでしたかっ！FCにもっ！私は無職になった時に会費が払えなくなり、Cielを途中リタイヤしました（泣）でもラルク好きがいてくれたとは(^^)嬉しいです♪ (2013年1月31日 22時) (レス) id: f70a22d025 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作成日時：2013年1月17日 13時
