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副署長「それが、容疑者の男がかなり女癖の悪りい奴でな。基本ずっと女といるから、女単体では不自然なトコが多いんだ。」
確かに1人ラブホはただの頭おかしいやつか天然の二択だね
てかまたラブホ?私もはや常連だよ?
『でもなんで山田何ですか?あそこで人の不幸を噛み締めてるモジャの方がマシです!』
山田「っ嘘だろ…それはねえだろ?な?!」
俺がこの毛玉より下…?とこの世の終わりみたいな顔をする山田
『あれでも一応ペア長でしょ。もっと敬え』
源「俺全然関係無いのに何でこんな傷つかなきゃいけねーの?てかAちゃんカバーできてねぇから」
うるさい毛玉だな
するとしばらく黙っていた副署長がやっと話しだした
副署長「それは…言わなきゃ分からねえ?尾行だぞ?」
…いや、全く分からん。という意を込めて首を横に振る
『…てか山田、今更だけど副署長顔色やばくない?』
山田「控えめに言ってもピーマンだよな」
小声で話してると、副署長はなぜか大きく息を吸っていた
…やな予感
副署長「…司馬は顔だけは良いだろ。それプラス源だと、かなり目立ってしまう」
ああたしかに。源部長モジャがなくなったらイケメンだしね
副署長「だが!「山田」という普通を極めた男を添えることで!
司馬の印象が「女優並みの美女」から「普通の女」となることで!!
夜の街にも容易に溶け込めるようになるんだ!分かったか!…ハァ,ハァ」
ひと息で言い切った副署長は息を切らしていた
山田/司馬「…」
…サボってたから知らないけど、
今回の特捜、八方塞がりで副署長散々絞られたんだろうな
言ってることは支離滅裂だけど、そんな青汁みたいな顔で言われちゃ反論できない
副署長「…もう戻っていいぞ。明日からだから準備は念入りにしとけ」
山田/司馬「…了解」
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山田「…納得いかねえ…!」
『ちゅ、かわいくてごーめーん』
山田「黙れ」
山田の普通パワーってすごいんだな…
『…明日からよろしく』
山田「…よろしく」
気まず。明日からカップルの奴らの空気じゃないだろこれ
仕事に支障が出る前に切り替えなきゃ
『…山田、捜査のためだ、がんばろう!』
渾身の笑顔で山田に笑いかける
山田「…そうだな、改めてよろしくな!」
山田も満面の笑みを浮かべてそう返してくれた
『うん!』
山田/司馬「…はぁ(ため息)」
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作者名:ぼっちゃん | 作成日時:2021年7月30日 14時