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ミンハオside
苦しくて、苦しくて。
指先ひとつ動かすのも億劫で、身体中が怠くて仕方なかった。
普段から身体のメンテナンスには気を遣っていたのに、休みだからなのか気が緩んで体調を崩してしまった結果がこれで……自分でも勿体なく思ってしまう。
ホシヒョンが来室した時の慌てようは、それはもう凄くかった。
どっちが当事者か分からないくらいに焦っていたし、それを宥めたのは勿論僕で……。
心配してくれるのは本当に有り難かったけど、なんだかどっと疲れてしまった。
ぼーっと天井を見上げる。
ドクドク、と耳の裏に心臓があるみたいに鳴り響いて、ジッとしていても治らない。
せっかくの休みだというのに、僕は部屋で療養せざるを得なくなった。
ーーーー
それからどれくらい時間が経っただろうか？
ふと、最近耳馴染みのある声が聞こえてきた。
��苦しそう……��
ふわっと花のような落ち着く香りがして、先程よりも苦しさが緩和したような気がする。
僕は、その姿を一目見ようと目を開けた。
逆光になって顔はよく見えないけれど、金色の長い髪が揺れる。
ーー僕は知っている、この女の子を。
「……なんで、いるの？」
案の定。目の前にいたハウスキーパーさんは気まずそうにはにかんだ。
それからというもの甲斐甲斐しく世話を焼いてくれて、おまけに今日は僕の専属だなんて笑ってくれた。
普段の僕ならきっと、なんでも1人でこなして
ただろう。
しかし、風邪をひいて弱っているからなのか、それとも彼女の言動が故郷の母みたいで懐かしくなってしまったからなのか。
ーー気付けば柄にもなく彼女を引き止めていた。
……ああ、ほんとらしくない。
でも、どうしても。
もう少しこの感覚に触れていたかったのだ。
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オ(プロフ) - 1と2を何度も読みなおすぐらい大好きな作品です。更新を楽しみに待っています。 (2021年7月3日 7時) (
レス) id: 74fd2c4e06 (このIDを非表示/違反報告)
白璃(プロフ) - 久しぶりに神作を発見してすんごいテンション上がってます！！！無理しない程度に更新頑張ってください！ (2021年5月12日 22時) (レス) id: a8f040919e (このIDを非表示/違反報告)
モモク(プロフ) - ??さん» 初めまして！いや〜風邪ひいてる時は蕎麦にかぎりますね！逆に蕎麦黙々と食べてるミンハオ氏の方が想像できますので謝らないで下さい！笑はい、これからも頑張りますね(｀・ω・´) (2020年10月22日 14時) (レス) id: bcb40e96a4 (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - ごめんなさい、そば...て..る？をそばつくってくれる？かと思っちゃいましたごめんなさいミンハオくんそんな子じゃないですよねごめんなさい。いつもみてますこれからも頑張ってください (2020年10月22日 9時) (レス) id: 99907224c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モモク | 作成日時：2020年10月14日 4時
