I am -6-

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HC「じゃあ、オッパ帰ろうかな。」

『え、なんで』

HC「なんでって、今日仕事だろ？」

『仕事だけど、仕事だけどさ、一緒にいてくれてもいいじゃん。』

HC「…………」

『なんですか、』

HC「今日のAすごく素直、可愛い」

『……そう。』

HC「いま照れたでしょ？」

『照れてないけど』

HC「うそ、ほらちょっと顔が赤いもん！」

『気のせいじゃないてか近寄らないでオッパ！』

HC「うわっ、いま目に指入るとこだったじゃんか！」

『惜しかったですねー』

HC「もういい、指輪没収ー」

『わー！ごめんなさいーっオッパ返してー！』




ちなみに只今夜中の１時前。
五時起きだから早く寝たいのに、寝なくちゃいけないのに
オッパがこんなサプライズなんてするから目が覚めてしまったじゃないか。

みんなもわかると思うけど、誕生日の日って何だか寂しくならない？
涙もろくなったり、切なくなったり。


こんな日には、思い切って言っちゃおう




『…オッパ、一緒に寝て？』




オッパの手を取って、そう言うとなんだか間抜けな顔をした。その顔って決してアイドルがしてはいけない顔だよ、オッパ。



HC「え？」

『聞こえなかったの？ならいいや』

HC「わー！寝る寝る！一緒に寝る！」

『……』

HC「どこ行くの！」

『寝ないの？』

HC「……寝ますっ！」



あたしが部屋に戻ろうとすれば、後ろから追いかけてくるオッパ。ふたりで部屋に入ると案の定スヤスヤ寝てるミンジュ。起こさないようにふたりしてゆっくりベッドに入った。



『てか、寝る準備してきたでしょ』

HC「あれ、気づいた？笑」



だって、シャンプーのいい匂いがするんだもん。シングルベッドにオッパとふたりで向かい合って寝っ転がる。やっぱり狭くて、それでもくっつけるこの距離はとても心地いい。オッパはあたしの腰に手を回した。



HC「え、細すぎない？」

『オッパが太いの』

HC「いや、それは、まぁそうか。」

『オッパにぎゅうってできないよ、ほら腕回らない』

HC「嘘つくなって、そこまで太ってない」

『デブのオッパは嫌いになるかもしれない』

HC「……痩せるね、Aのために」

『ふふっ、あたしのために？』

HC「そうだよ、だってAちゃんに嫌われたらオッパ生きていけないもん」



そう言って、オッパはちゅっと軽くキスをしてきた。
いい年してそんなこと言うオッパが可愛すぎて、ぎゅーっときつく抱きしめた。

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