I am -6-

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暗くなった舞台から急いではけて、忙しく走り回ってるスタッフさんの間をすり抜けて廊下に出る。




「…A、」

『うん？』




振り向けば立ち止まってるテヒョン





『何してんの、早く戻ろうよ』

「俺喉乾いた」

『戻れば何かしらあるよ』

「そこで飲みたい」




近くの自動販売機を指差すテヒョン





『は？飲めば？』

「ひどいな〜、一緒に飲もう〜時間まだあるでしょ」

『えー、あるけどー』



テヒョンに無理やり腕を引かれて、自販機でジュースを買ってパステルカラーの可愛い椅子に座る。
私は自販機の方を向いて、テヒョンはあたしの横に逆を向いて座った。




何か……、落ち込んでる？




『何かミスったの？』

「……ちげぇし」

『なに、ステージ降りてそんな顔してんのあんたぐらいだよ』

「はぁあ、」

『それ飲みたい』

「ん、」





テヒョンが飲んでる紙パックのジュースを飲む




『ありがと、』

「………………」

『ん？』




その紙パックを見て、固まってるテヒョンに肘で押してみる






『あ、ごめん…口紅付いちゃった』




ストローにあたしの赤い口紅が付いちゃったことに気づいて、言ってみる。
そしたらはっとした表情をして、あたしをみる彼






『え……』

「え……？」

『え、なに』

「……何でもない」



そう言いながら何事もなかったようにそのジュースを飲むテヒョン






「ちょっとこっち向いて見て」

『んー？』





言われたようにテヒョンの方に顔を向けると、





『……は、…？』







何故かあたしの唇の横にキスしたテヒョン
え、は、まじで意味わかんない……






「え行かないでよ」

『バカ、なんてことするの』

「ちょちょ、こっち向いてみて」

『絶対やだ』

「待って、こっち向いて」




追いかけてくるテヒョンからとにかく逃げた。
逃げて、近くの部屋に逃げ込んだ。





BH「あーー！A！！！！！！！」





突然の大きな声にびくっとするあたし。
偶然入り込んだその部屋は待機部屋で、たくさんの人がいた
うっわー、しくった、何か視線感じるーー！！






「もうっ、Aったら、」





後からテヒョンも入ってきて、、、





BH「お、テヒョンお疲れー、お前らのステージみてたぞ！てか何だあれ密着しすぎだろ、って、A…どうしてそんな顔赤いの？」

『えっ！！？』

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