I am -6-

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HC「でもよくこのリングの意味わかったな！」




馬鹿じゃない、あたし。
すっかりあたしが好きなの知っててプレゼントしてくれたんだと思ってた

そりゃあ、好きなんて一言も言ってないし、
わかるはずないのに。





HC「女の子にプレゼントするのに、何がいいのか全く浮かばなくてさ〜、ユジンに相談したら」




何も聞きたくないよ
馬鹿みたいに浮かれてるヒムチャニオッパ

別に、そんなこと言わなくてもいいのに





HC「気に入ってくれて嬉しいよ俺」




あたしの好きな目がなくなる笑顔も、今は重苦しいだけ。あたしの心の中は大荒れなんですよ。





HC「最後にグループで撮影したら今日終わりだから、ご飯でも食べにいくか？久しぶりに！」





落ち込んでるあたしにも気付かず、オッパは話し続ける。
小さい頃からずっと傍にいるのにどうしてこんなこと気づいてくれないの？

デヒョニオッパならすぐに気づいてくれるのに。
肝心なときに撮影なうだよ…もう泣きたーーい！






HC「なに食べようかな〜」


『あたし、帰るね』


HC「え？どうして」


『用事、思い出したの』


HC「えー、オッパとご飯は行くでしょ？」


『……いつになったら帰れるかわからないから』


HC「そうなの？」


『うん、これ…ケーキ自分用に買ったんだけど食べきらなかったからあげる』


HC「おっまじ！」


『じゃあ、撮影頑張って』


HC「おうっありがとな！気をつけて帰れよ！」




スタジオを出るとき、振り返るとケーキの箱をあけて覗いて笑顔を見せるふたり。
ヒムチャニオッパと、ユジンさん


あなたにあげたわけじゃない。
はぁあたしってとことん嫌な女……





帰って、ミンジュとふたりでご飯食べよう

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