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残り、5分。
約束してた通り、チャニョルオッパから電話がかかってきた。
一秒も無駄にしてはいけないと思ってリビングに駆け込みすぐに出た。
『もしもし!』
CY「おっ、はやいなぁ!笑」
『待ってたんです!』
CY「えーそんなこと言わないでよ〜」
電話の向こう側が徐々に騒がしくなっていくのがわかる。
『いよいよ始まりますか?笑』
CY「……う、うん、何か俺の前に並んでるんだけど。」
BH「誰と話してんだよ〜!」
CY「運命のAと電話してんの!一緒に年を取るの!」
JD「うっわ〜、まじきもいわ〜」
CY「うるさいっ!だってAもあと少しで誕生日なんだよ!」
BH「えー!そうなの!」
何か、予想してた通り置いてきぼりだ。
CY「お、あと1分だよA」
『ふふっそうですね』
BH「いいかー、歯食いしばれぇー」
CY「えっ!何でベクそんな遠いの!助走なんていらないからね!?」
JD「チャニョール、今年はこれでいいー?」
CY「ぎゃあ!ジョンデ!フライパンおろして!ギョンスに怒られても知らないから!!」
『ふふっ、楽しそう。』
チャニョルオッパは、いろんな人に愛されてるじゃない。すごく楽しそうで、こっちまで幸せになりそう。だなんて、強がってみた。本当は、本当は、
電話の向こう側でカウントダウンが始まって、チャニョルオッパに名前を呼ばれた。
CY「A、」
その瞬間、リビングのドアが開いて、チャニョルオッパの言葉の続きかのように、言った。
HC「誕生日、おめでとう。生まれてきてくれてありがとう。」
何で、いるの。どうして、いるの。さっきまで騒がしかったはずの耳元、遠くで聞こえるようになった。スマホを思わず落とした、ソファに小さくうずくまってたあたしは、少しも動くことが出来なかった。
HC「A?」
イタズラに笑うオッパが、愛しい。愛しいよ。次第にオッパがぼやけてく。
『…オッパも、おめでとうございます、幸せになってくださいね。』
放置していたスマホを取り、それだけ言って電話を切った。また、静かになる。
HC「何で泣くの?それに、浮気?笑」
『オッパ、ひどいよ』
HC「なんで?笑」
ぐちゃぐちゃになったあたしの顔を優しく触れる。
HC「忘れてると思った?」
『うん、』
HC「忘れるわけないだろ、俺は彼氏だよ。」
『……嬉しい、きてくれてありがと』
HC「ん、おめでと。」
隣に座り、あたしの頭を撫でてくれる。安心した。
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もも - 更新ありがとうございますッ!!1日の楽しみが増えました!!笑 ひむかっこいい!!! これからもお応援してます!^^ (2015年3月29日 0時) (レス) id: 9e42cfe70c (このIDを非表示/違反報告)
もも - ひむー!やばいです!キュンのオンパレードです!!!笑 更新ファイトです^Û^♪ (2015年2月1日 21時) (レス) id: b31da3fd9f (このIDを非表示/違反報告)
みんあ(プロフ) - joyさん» わーーーありがとうございます!!じゃあ頑張って更新しなくちゃいけませんねっ!笑 これからもよろしくお願いします〜! (2015年1月12日 23時) (レス) id: 609d037766 (このIDを非表示/違反報告)
joy(プロフ) - 凄く面白いですー!!!更新通知が来るたびにニヤニヤしてます笑 (2015年1月7日 0時) (レス) id: 56319591c3 (このIDを非表示/違反報告)
みんあ(プロフ) - じあさん» あー、そうなんだね!!USJいいねっあたしも行きたいよ〜。あたしの方は、中学が京都と奈良が普通だよ、高校は北海道か沖縄かだなぁ。私立じゃないから笑 (2014年12月16日 2時) (レス) id: 609d037766 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みんあ | 作成日時:2014年11月27日 3時