【文豪ストレイドッグス】死神と呼ばれる少女ー第二章 後編ー

第五十九話 ページ17

続き.
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シュンと眉毛を下げ、落ち込んだAに何時の間にか其処に居た社長が「なら、今日の所は私の家でご飯を沢山食べろ」とAを見下ろしながら言った


国「しかしッ!社長!!」


福「構わん。私が拾って来しな」


「…い、いいの…?こんな、汚い…のに…」


福「…あぁ。国木田」


福沢はAの足を見て国木田の名前を呼ぶ。その意味が分かった国木田は


国「分かりました…《独歩吟客》鋸」


国木田は小さな鋸を持ち、Aに近づく。それ(鋸)を見たAは怯えた


国「大丈夫だ、ただお前の足枷を取ってやろうと思ってな悪いが少し我慢してくれ」


そう云い、Aの前に行くと片方の手をAの足に、もう片方の手に鋸を持ち音を立て足枷はカランと地面に落ちた


やることを終えた国木田は素早く立ち上がりAに背を向けた――――


―――が誰かが下から国木田の服を掴んだ


国木田は下を見るとAが俯いて「…あ、ありがとぅ…国木田、さん」照れながら言った


国木田もAの頭を撫でながら「…あぁ」そんな言葉を放ち仕事に戻った


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