BATTLE OF TOKYO 〜未来のTOKYO〜

13話「ASTRO9」 ページ14

ア「………で、貴方の名前は？」

『Aです！』

そう言うと、アリアの後ろから見知らぬ青年が出て来た。

?「へぇー、珍しい名前だな。」

ア「あれ、カラス、寝てたんじゃないの？」

そう呼ばれた青年は、私の方をじっと見てきた。

カ「今起きた。ていうか、Aって、あの有名な現代から来た子？」

『え、待って、私そんなに有名になってるの?!』

カ「知らない奴はいないよ。」

『本当ならどうしよう………。』

と、アリアがカラスの隣にやって来て、カラスの髪の毛を触った。

ア「カラス、めちゃくちゃ葉っぱ付いてるよ、また屋上に行ってきたの？」

カ「うん、Aが入ってくる所も見てた。JIGGYが何かAを置き去りにしてったけど。」

(((JIGGYってまさか………??!)))

ア「え、この子JIGGYに関わってるの………??!」

『あ、いや違います！私連れ去られました、JIGGYに!!!
で、その前はMAD JESTERSに私と会いたいって言われて………』

アリアは、何が何だか分からなそうだったが、私の元へ来た。

ア「………今、JESTERSとJIGGYに近づいたら危ない。彼らは、Aがバビロニウムに関する在り処を持ってると思って狙って来てる。」

カ「とりあえず今は、外は危ないし地下にいるしかないな。」

私はそれを聞いて、ROWDYの皆が私を何故そこまで守るのかを分かった気がした。

『教えてくれて、ありがとう。私、地下から仲間の元に戻るね………！』

すると、アリアが私の手を強く掴んだ。

ア「もしかして、仲間ってROWDYの事？」

(((………!ヤバい、バレた!!!)))

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