【刀剣乱舞】キスしちゃダメ！

＊ ページ22

『…………誰、です…か』




………しーん…




私が声をかけても何も言わない。





誰か居るはずだよね！？音したもんね！？





……あ。もしかしてサルとか？温泉好きだよねサル！(そんなイメージ)





だとしたら……え。見たい。見たい。見たいよ？






でも…刀剣男士だったら……殺されるんじゃね？





あ。でも温泉にまで刀持ち込むやついないよね？





錆びるよね？




じゃあ持ってないよね？






………よし。






私は恐る恐る岩に近づき…





ちら…と奥にいる人物を覗こうとしたら









バシャッ！！！









『ぶっ！！』




さっきよりも勢いよくお湯をかけられる






「…こっちにくるな、俺を見るな」





とボソッと聞こえた声に私は顔をタオルで拭きながら、キョトンとした







『じゃあそっち行かないから、名前だけ教えてもらっていいですか』


「何故教える必要がある」


『だって先程、私は自分の名前を名乗ったのに、

　そちらの名前を知らないなんてフェアじゃないですよ』


「ふぇあ？」


『平等じゃないってことです。』





私がそう言うと相手は少し黙り込んでから言い出した








山「………山姥切国広だ」

＊→←＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す