仕返し ページ16
いつも通りの昼頃のこと
手伝い札を置きに、手入れ部屋に行った時だった
『〜〜っくしゅん！！』
くしゃみをした拍子に手伝い札が腕からどさどさと落ちた
私はあわてて手伝い札を拾い上げる
そこにいた薬研も手伝ってくれながら心配そうに私の顔をのぞきこんだ
薬「よっと…なんだ、大将…風邪か？」
『うーん？風邪か？そういえば少し寒気がするような…』
薬「風邪だな。なら話は早い。ちょうどここに布団があるし、
早く寝て休んでくれ」
『いやそんなわけにはいかないな』
私の返事に薬研が顔をしかめる
薬「おいおい、なんでだ大将？」
『実をいうと、今たまってる仕事…明日までなんだよね…』遠い目
薬「……………はぁぁぁぁぁ」
『というわけで、休むわけにはいかないんだわー』
私の返答に薬研は盛大にため息をついた
そして後ろの棚からゴソゴソと何かを取り出す
薬「いち兄だったら問答無用で寝かせてるはずだが……
ほら。大将」
手渡された白い包みに私は首を傾げた
『ん？何これ』
薬「俺っちが調合した風邪薬だ。それで治るとは思うが…」
『えっ！！いいの！？』
薬「やむを得ないだろ？ほら、これで早く治してくれや」
『ありがとー！！さっすが薬研、男前ーー！』
薬研に手を振って部屋を出る
薬「−−−−ったく、大将はいつもああだからな」
薬研がため息をつきながらも、ふっと笑うと、棚の中を整理し始めた
そしてあるものをみて手がピタッととまる
それは白い紙に包まれた薬だった
薬「……………なんでここにもう一つ風邪薬が…」
気づいたときにはもう遅かった
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リン(プロフ) - おもしろかったです！そういえば前から聞きたかったんですけどみなつきさんの推しって誰ですか？色んなキャラの小説を書いていらっしゃるので気になっちゃって... (2022年3月20日 13時) (
レス) id: 4c69a0ba50 (このIDを非表示/違反報告)
みなつき(プロフ) - 茅捺さん» コメントしていただきありがとうございます！！喜んでいただけて嬉しいです♪いやぁ、すっごく無理矢理感あったかなぁ…と心配だったのですが、無事完結できてよかったです！！これからもよろしくお願いします♪ (2018年10月9日 20時) (レス) id: 7f6c964cef (このIDを非表示/違反報告)
茅捺(プロフ) - 本当に面白かったです!!一兄本当に大好きです!!本当にありがとうございます!! (2018年10月9日 18時) (レス) id: ee78a97eeb (このIDを非表示/違反報告)
都夢(むっちゃん)(プロフ) - みなつきさん» おう！頑張れよ、大将♪ (2018年9月25日 12時) (レス) id: 7f21632981 (このIDを非表示/違反報告)
みなつき(プロフ) - 都夢(むっちゃん)さん» むっちゃーーーーん！！(´∀｀*)ありがとおおお！！作品完結すると必ずコメントくれるからめっちゃ嬉しいぃぃい！(//∇//) これからも頑張ります！！ (2018年9月25日 6時) (レス) id: 7f6c964cef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みなつき | 作成日時：2018年6月16日 19時
