検索窓
今日:36 hit、昨日:2 hit、合計:11,849 hit

弐/第八話 偽りの世界 ページ9

「本物じゃない。言ってみればこの雪と同じ。」


そらるさんは雪を掴みながらこう言った。


「この雪だってさ、冷たくないでしょ?ただ、なんか触ったら崩れてしまう変な物体。」


確かに。
冷たくなかったらそれは雪とは程遠いもの。
いくらこの出来事が現実じゃなかったとしても。


…あ、だから夢なのか。
夢の世界ってなんとなくだけど冷たさとか痛さとか、温かさを感じたことってあまりない気がする。
私だけかもだけど。


「これが雪っていうことを知らなかったらこの物を怖く思うだろうね。」


確かに。訳も分からない物体を見て”綺麗”なんて普通は思わない。
雪のよさって冷たさ、白さ。そういう子ともすべて含めたすべてで”綺麗”って思うんだろうな。



「さっき出てきた石だって何も思わなかったでしょ?雪の上にあったはずなら相当冷たいはず。でも、そんな事何にも思わなかったでしょ?」



言われてみれば確かに。
それは私がおかしいのかと思ってた。感覚がこの世界ではくるってるのかなって。


「Aの感覚もここの世界ではないに等しい。人間には五つの感覚を持つ。」

弐/第九話 五感のある世界とは。→←弐/第七話 内側に或る世界


ラッキーアイテム

革ベルト


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (14 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
11人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , まふまふ , そらる
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

華奈(プロフ) - みぃさん» 遅くなりすみません、読んでくださってありがとうございます、感動していただけて嬉しいです! (2019年9月28日 14時) (レス) id: e9673d1453 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - これを見た時、心が動かされました!!私も色々あってとても辛い時に見まして、勝手に涙が溢れて来ました。この物語を作って下さってありがとうございました(^^) (2019年8月25日 11時) (レス) id: 1278da2542 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - 訳)I was saved in your smil 私はあなたの笑顔に救われました Happy Birthday Mr' mahumahu 誕生日おめでとう まふまふ! I'm really happy that you here ここに居ることを本当に嬉しく思います 勝手に訳してすみません (2019年8月25日 11時) (レス) id: 1278da2542 (このIDを非表示/違反報告)
華奈(プロフ) - 心愛さん» それは良かったです!ありがとうございます! (2018年11月30日 23時) (レス) id: c9d3152c02 (このIDを非表示/違反報告)
心愛 - とてもよっかたです! (2018年11月30日 23時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:華奈 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年9月12日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。