検索窓
今日:14 hit、昨日:2 hit、合計:11,827 hit

弐/第七話 内側に或る世界 ページ8

素直に思ったことを聞いてみた。
隠しても無駄だと分かったし面倒くさくなっちゃったし何言っても論破されそうな気がしてきたから。もうそらるさんを超えることは無理だと悟った。


「う〜ん。まぁそうだね。あってるっちゃあってる。でも君が考えてるような感じじゃない。ここは内側なんだよ。」


内側?


「君が考えてるのは表面の事でしょ?そうじゃない。裏側。」


えっと…つまりボールで表すと空気が入っているところにいるってことかな?その”中の表面”に立ってる?なんか難しい。


「うん。そうだよ。地球は表面に立ってるでしょ?外側、まぁ地球の場合は宇宙って言ったらいいのかな。外側から見えるでしょ?でも、この世界は内側なんだ。この世界を地球にすると地球の中。つまり地中になる。外側、宇宙から見ても見えない。そんな形。」


なんか少し難しいな。




(↑適当ですけどこんな感じです。青い方が小説の世界の構造です。分かりにくくてすいません。)


「ま、そんなに難しく考えなくてもいいよ。そのうち分かるからさ。それよりもほかに何か思ったことある?」


もうないよね。多分。
……ちょっとした疑問でもいいのかな。なら…


『石がないかなと思って探したらあったんですけど、もともとそこにはなかったんです。この世界は自分が手に入れたいものを思ったら出てくるんですか?』


さっきこの世界が丸いことを証明するために石が欲しいなと思ったら元々何もなかったところに出てきたんだ。
だから少し疑問かな?でもこの世界ではもうあんまり不思議じゃないけどさ。


「う〜ん。半分正解かな?」


半分?


「君が本能的に必要。今要るもの、必要な物ならこの世界にはそのものとそっくりなものが出てくる。”欲しいもの”ではなくて”要るもの”ね。」


なんかわかる気がする。
まふが言ってた”本当に望むこと”ってやつかな。


『そっくりっていうことは本物ではないんですか?』

弐/第八話 偽りの世界→←弐/第六話 心が読まれる世界


ラッキーアイテム

革ベルト


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (14 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
11人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , まふまふ , そらる
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

華奈(プロフ) - みぃさん» 遅くなりすみません、読んでくださってありがとうございます、感動していただけて嬉しいです! (2019年9月28日 14時) (レス) id: e9673d1453 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - これを見た時、心が動かされました!!私も色々あってとても辛い時に見まして、勝手に涙が溢れて来ました。この物語を作って下さってありがとうございました(^^) (2019年8月25日 11時) (レス) id: 1278da2542 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - 訳)I was saved in your smil 私はあなたの笑顔に救われました Happy Birthday Mr' mahumahu 誕生日おめでとう まふまふ! I'm really happy that you here ここに居ることを本当に嬉しく思います 勝手に訳してすみません (2019年8月25日 11時) (レス) id: 1278da2542 (このIDを非表示/違反報告)
華奈(プロフ) - 心愛さん» それは良かったです!ありがとうございます! (2018年11月30日 23時) (レス) id: c9d3152c02 (このIDを非表示/違反報告)
心愛 - とてもよっかたです! (2018年11月30日 23時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:華奈 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年9月12日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。