参／第十二話 本殿のある世界 ページ14
『おぉ………』
そこには日本の時代劇や大河ドラマなどで出てきそうな城下町みたいなものが広がっていて、すごく広い世界だった。
私たちが空けた扉はその世界の上の方にあるみたいで街の世界を一望できた。
「ここが本殿の城下町みたいなところ。街並みがいいでしょ？」
『うん。……』
「ただ君がこの街を通っていく勇気があるかどうかだね。」
くすっと笑いながら言った。
私は人が苦手なんだ。
自分もその”人”っていう生き物だけどね。
いくら知らない人だったとしても、人目をすごく気にしてしまうぐらい。
だからあまり人に会いたくないんだ。
ただこの世界は大都市らしく人がたくさんいる。
いわゆる日本の東京みたいな感じ？
でも、まふにからかわれるのは嫌だ。だから……
「ここを通るんでしょ？早く行こ。」
そう言った。ただの強がりだけどさ。
まふは「そっか」といいながら案内をしてくれた。
「この階段を下りたらいいよ。」
そこには元々何もなかったはずなのに階段が出来上がっていた。
この世界も必要なものは出てきちゃうのかな？
そんなことを考えながら階段を下りて行った。
『この世界はさ、どうなってるの？』
まふに質問してみた。
「まずどこから聞きたい？」
あ〜。聞きたいこといろいろあるよね。
でもまずは、
『この世界に居る人はどういう人たちなの？』
まふは少し考えながら話し始めた。
「君と同じように生きることをあきらめた人とか、ボクみたいな存在があやふやな人たちまで。いろんな人がここに集まってる。」
みんな訳ありなんだよ。といいながら話してくれた。
「とは言っても、生きることをあきらめてきた人は、みんな死魔さんの仕業なんだけどね。」
まふはそんなことを言いながら「この辺のお店とか見てみたら？」と話していた。
お店とかもあるんだと並べられている商品を見ると、可愛い和風な小物たちがたくさんあった。
でもよく考えたら私お金持ってないし…と思い、商品を戻そうとしたらまふに腕を掴まれて、私がまだ持っていたものに手を伸ばした。
「これください。」
まふは私が欲しかったものを手に取り、そこの店主であろう人に、声をかけていた。
店主はまふと私の前にやってきた。
「おお！久しぶりに聞いたことある声やと思った!まふ久しぶり!元気やった？」
参／第十三話 愛想笑いが飛び交う世界→←参／第十一話 雪の世界ではないところ。
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革ベルト
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華奈(プロフ) - みぃさん» 遅くなりすみません、読んでくださってありがとうございます、感動していただけて嬉しいです！ (2019年9月28日 14時) (
レス) id: e9673d1453 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - これを見た時、心が動かされました！！私も色々あってとても辛い時に見まして、勝手に涙が溢れて来ました。この物語を作って下さってありがとうございました(^^) (2019年8月25日 11時) (レス) id: 1278da2542 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - 訳)I was saved in your smil 私はあなたの笑顔に救われました Happy Birthday Mr' mahumahu 誕生日おめでとう まふまふ! I'm really happy that you here ここに居ることを本当に嬉しく思います 勝手に訳してすみません (2019年8月25日 11時) (レス) id: 1278da2542 (このIDを非表示/違反報告)
華奈(プロフ) - 心愛さん» それは良かったです！ありがとうございます！ (2018年11月30日 23時) (レス) id: c9d3152c02 (このIDを非表示/違反報告)
心愛 - とてもよっかたです！ (2018年11月30日 23時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
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