【H×H】独り娘のWaltz 終焉-エピローグ-1 (ページ6)

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6話　来なけりゃよかったページ6

その後、ハンター試験は開始された。

この人数で身動きもとりづらい中、何が始まるのかと思えば

A『っはあ、ああ、もう』

来なけりゃよかった。

ルールは単純で、二次試験会場まで試験官のサトツさんについていくというもの。

鈍足には厳しい。

今まで散々お兄ちゃんたちに

「A程足遅い人会ったことない」
「よくそれで仕事できてるね」

と、こけにされてきている為、勿論既に自覚済み。

キ「いや…お前マジか」

A『なんかガラガラ音がすると思ったらお前か。走れ。というか余裕あるならそいつ私によこせ』

キ「貸したところでお前こけるだろ」

私にそれだけ言うと、キルアは私を置いて走る受験者の中へ混ざっていった。

…クソが。

暫くして、私が周りから惨めな目で見られながら走り続けていると、

キ「やっぱオレも走ろっと」

やっぱオレも走る？

A『キルア君そのスケボー私によこせ！！』

「「うわあああ！？」」

私は今までの息切れなどなかったかのように(スケボーから降りたらしき)キルアのもとへ駆け、さっさと例のそれを催促する。

だが、突然現れた私に驚きの声をあげたのはひとりではなかった。

ゴ「ええっと…君は？」

うわ何この子気が合わなそう。