【H×H】独り娘のWaltz 終焉-エピローグ-1 (ページ11)

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11話　ひとりが好きページ11

A『で、ごめん。なんだっけ』

ク「一次試験二次試験とハードなものが続いただろう。私たちはこれから睡眠をとろうと思うのだが、Aも一緒にどうかと思ってな」

寝るのか、これから。

キルアたちよりずっと賢い判断だろう。

これから何が起こるかも分からない状況なのだから、取れる間に睡眠を取るのがいちばんである。

…まあ、キルア君たちまだ12歳だし。

はしゃぐのも無理ないか。

私は14だけど。

老いを感じる。

A『ううん、私はいいや。会いたい人いるし。誘ってくれてありがとう』

ク「…そうか」

レ「お？誰だよその会いたい人って。まさか、こんなときにボーイフレンドでもできちゃったのか？」

ク「なっ」

A『レオリオ…落とされたいならそう言えばいいのに』

会いたい人なんていない。

そもそも知り合いすらほとんどいないのに。

信用できない人間となんて一緒に行動できない。

「な？」

というか、さっきのクラピカの「な」ってなに？

こんな試験中にダーリンを作るなんてふざけてやがる
っていう意味の「な」？

待って私なんか勘違いされてない？

嫌なんだけど。

次会ったときレオリオしばいとくか。

私はその夜ひとりで過ごした。

お風呂に入れないのは私にとって命の終わり同然なので、会長に懇願して貸して貰った。

なんだか嫌な予感がする。