初カレシはカノジョ持ち。R.Hashimoto

story.6 ページ6

＜放課後＞

橋本「A！帰ろう！」

いつものニッと効果音のつきそうな笑顔で手を振ってくれる橋本くん


「うん！」







橋本「あの後、瑞稀と話した？」

「うーん、ぼちぼち？」

橋本「何それ笑」


特に何かがあるという訳では無い会話
自然と笑みがこぼれる、そんな会話




「橋本くんと井上くん、性格正反対だけど仲良いんだよね？きっかけとかあったの？」


そう不意に聞いたら橋本くんは、どこか懐かしそうな顔をした


橋本「んー…中学の、体育祭で瑞稀がリレー選手だったの。俺は普通に見てる予定だったんだけど…



瑞稀が体育祭1週間前くらいかな、足怪我して」


「えっそれじゃあ」


橋本「うん…体育祭のリレー出れなくなっちゃって。その瑞稀の代わりで俺が走ったんだ。



そっからは見ての通りずーっと仲いいの笑」




「すごく楽しそうだね、話してる橋本くん笑」



橋本「その後知ったんだよ、瑞稀が実は頭いい〜とか生徒会だ〜とか、俺にそういう話全くしないからさ」


「そうなの？」


橋本「でも、関係全然変わらないし話してるの聞く限りでも頭いいんだろうなぁとは思ってたしね！流石に生徒会長です〜！ってなった時は驚いたけどね！」

笑いながら話してくれる橋本くん



私はずっとこの笑顔が好きなんだなぁ…。

story.7→←story.5

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す