38 ページ38
…
真っ直ぐに私の目を見つめてそう言った佐久間さん。
その姿はどこか清々しくて堂々としていた。
「俺、Aさんのこと深澤から聞いた時、
なんか俺と似てるなって思って。
それで気になって会いに行ったんだ。
最初はどんな人なのか気になっただけだった。
でも、そこからどんどん話をしていく中で、
Aさんがあまりにも真っ直ぐで綺麗な人だって分かってさ。
Aさんはこんなに頑張っているのに、
なんで俺はこんなに落ちぶれちゃったんだろうって。
それで自分の醜さを再認識しちゃって、
逃げ出したんだ」
あの日、私を突き放した言葉たちの意味がやっと分かった。
たまに暗さを含んだ目になっていたのもその葛藤故だったのか、と少しずつ今まで感じた疑問が晴れてくる。
「でも、Aさんのこと忘れられなくて。
だったら堂々と隣にいれる人に俺が変われば良いんじゃないかって思ったんだ」
…
━━━━━━━━━━━━━━━
1番右の星を押しての高評価、
お気に入り作品・作者登録をして頂けると
更新も捗ります。
ぜひ、よろしくお願いします!!!
━━━━━━━━━━━━━━━
1297人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:虹バラ | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/royal_myrt25
作成日時:2021年9月17日 18時