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…
“今の俺じゃ、Aさんと普通に話せない”
“Aさんはここまで堕ちてきちゃダメだよ。
俺は、思っているよりも酷くて出来損ないな人間だからさ”
心を痛めながら、さっき言われた言葉を思い出しながらラウに伝える。
すると、ラウは少し考えたあと、
「多分、原因は佐久間さんにあるんだと思う」
と言った。
『えっ?
それってどういう___』
「A」
控室の扉が開き、オーナーが入ってくる。
「ラウ、ちょっと席外してもらっても良いかな」
「わかりました」
オーナーに言われるがまま、ラウは店内に戻って行った。
控室にはオーナーと私だけになる。
『オーナー、どうされたんですか?』
オーナーが勤務中に控え室に来るなんて今までに無かった。
涙を拭いながら、立ち上がってオーナーに向き合う。
オーナーの表情は、いつもより穏やかに見えた。
「もう、辞めれるぞ」
…
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作者名:虹バラ | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/royal_myrt25
作成日時:2021年9月17日 18時