究極の癒し【緑】 ページ17
…
『はぁ……』
重くだるい体を預けるようにソファに寝そべる。
ここ1週間くらい残業続きできちんと休めていなかったから溜まりに溜まった疲れ。
明日は念願の休日だ。
阿「お疲れ様、大丈夫？」
ソファに寝そべる私を見下ろすように現れた亮平。
心配そうな表情で真っ直ぐ目を見つめてきた。
『んーー、どうだろ笑』
すると、亮平はソファの隙間を見つけて座り、私の頭を大きな手で優しく撫でた。
阿「Aは偉いよ、いつも良く頑張ってる」
こちらを見下ろす目はあまりにも温かくてつい目が潤んでしまった。
『ん……、ありがと』
阿「ふふっ、今は俺の前なんだから沢山甘えていいんだよ？」
両腕を広げて首を傾げてくる亮平。
私はそこに勢いよく抱きついた。
大好きな匂いに包まれ、体の重さがスっと溶けてゆく。
阿「疲れたね、大変だったね」
優しい言葉をかけられながら背中をさすられれば、堪えていた涙がボロボロと零れ落ちてきた。
『うん……っ、大変だった』
阿「たまには思いっきり泣いちゃいな、スッキリするから」
しばらく亮平の腕の中で涙を流していると、次第に睡魔が襲ってくる。
阿「眠くなってきちゃった？お風呂だけ入ってきちゃいな。
俺ここで待ってるから、ね？」
『うん……』
亮平に言われるがまま、サッとシャワーを浴びてあとは寝るだけ状態。
阿「おかえり、もう寝よっか」
2人で寝室に向かってダブルベッドに寝そべる。
亮平に背中を向けるようにしていれば、後ろから腕を回され抱き締められた。
阿「Aおやすみ」
『うん、おやすみ』
背中から伝わる温もりを感じながら目を閉じる。
甘いものを食べたり、お酒を飲むんじゃない。
ただ大好きな亮平に甘えること、それが私にとっての究極の癒し。
…
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虹バラ(プロフ) - かなさん» ありがとうございます！これからもご覧頂けると嬉しいです！ (2022年4月12日 10時) (
レス) id: dbf5e0dd75 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - どのお話の展開もだいすきです！これからも楽しみにしてます！ (2022年4月12日 7時) (レス) @page45 id: 6205cccaf8 (このIDを非表示/違反報告)
虹バラ(プロフ) - まーこさん» そう言って頂けるととても嬉しいです、ありがとうございます！今後ものびのびと更新させて頂きますので目を通していただけると幸いです。 (2021年7月29日 22時) (レス) id: 1845cbb327 (このIDを非表示/違反報告)
まーこ - いつも楽しく読ませていただいております！虹バラさんのお話は読むとほっこりして全部大好きです(*´`*)お忙しいとは思いますがお身体に気をつけて頑張ってください！これからも更新楽しみにしております。 (2021年7月24日 13時) (レス) id: d4589aaf02 (このIDを非表示/違反報告)
虹バラ(プロフ) - 美紀さん» お優しいお言葉ありがとうございます！今後も作品は続けていく予定ですので目を通していただけると幸いです。 (2021年7月9日 22時) (レス) id: 1845cbb327 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虹バラ
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/royal_myrt25
作成日時：2021年3月7日 9時
