宮舘からのご挨拶。【赤】 ページ1
…
今日は仕事で帰りが遅くなるらしい。
先にご飯食べててと言われたが
やっぱり一緒に食べたいと思って帰ってくるまでの時間をスマホをいじりながら潰すことにした。
『あっ、すのざむ上がってる……』
丁度少し前に上げられたすの日常Themovie、
偶然にも私の彼氏の更新だった。
『宮舘からのご挨拶……？
何かお仕事決まったのかな……？』
なんて軽い気持ちで開いてみれば、
『うわぁぁぁっっ！！！！！！！』
いつも通りのごきげんようからの見慣れない銀髪でのドアップ。
思わずスマホを遠くの方に投げてしまった。
『えっ？えっ？
パニックパニック…………』
頭の整理が追いついておらず混乱状態。
いつもの黒髪の凛とした涼太も好きだが、
急な銀髪は心臓に悪いし美し過ぎて直視できない。
『命をかけて最後まで見なきゃ……』
謎の使命感に囚われた私はうずくまりながらスマホを回収しにいき、また再生ボタンを押した。
『くぅぅ〜！！！！
…………やばいやばい……！！！』
堪えきれない思いを奇声でなんとか消化しながら動画を見進めていく。
そして、
「ばいばぁい」
『うわぁぁぁぁ！！！！！！』
またスマホを投げてしまった。
『この髪色でこの可愛い言い方は反則だろ…！！』
頭を抱えながら床に転がり悶えていると、
「ただいま……ってどうしたの笑」
涼太が帰ってきた。
恐る恐る声がした方に目を向けると、
『ぎっ……銀の涼太…………』
キラキラした銀髪でクールに微笑む涼太の姿が。
「どう？似合ってる？」
なんて照れ臭そうに微笑む涼太、
そしてそこら辺に放り出された私のスマホを拾いあげ、見てたんだ笑と嬉しそうに笑った。
「ほら、床に転がってたら体冷やしちゃうよ」
涼太が近づいてきて手を伸ばしてくるも、
『ぬううっ……！まだちょっと直視するには時間がかかります……！！！』
やっぱり直視できなくて両手で顔を覆う。
「なぁに言ってるの、Aの顔ちゃんと見せて」
優しく両手を捕まれれば目の前には涼太の顔が。
綺麗な顔に綺麗な髪、目に入るもの全てが美しくて思わず目が潤んだ。
「どう？銀髪の俺は」
『すごく好きです……』
「ふふっ、ありがとう」
これからも翻弄されるんだろうなぁと悔しかったけれど、涼太が嬉しそうだったから良しとした。
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虹バラ(プロフ) - かなさん» ありがとうございます！これからもご覧頂けると嬉しいです！ (2022年4月12日 10時) (
レス) id: dbf5e0dd75 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - どのお話の展開もだいすきです！これからも楽しみにしてます！ (2022年4月12日 7時) (レス) @page45 id: 6205cccaf8 (このIDを非表示/違反報告)
虹バラ(プロフ) - まーこさん» そう言って頂けるととても嬉しいです、ありがとうございます！今後ものびのびと更新させて頂きますので目を通していただけると幸いです。 (2021年7月29日 22時) (レス) id: 1845cbb327 (このIDを非表示/違反報告)
まーこ - いつも楽しく読ませていただいております！虹バラさんのお話は読むとほっこりして全部大好きです(*´`*)お忙しいとは思いますがお身体に気をつけて頑張ってください！これからも更新楽しみにしております。 (2021年7月24日 13時) (レス) id: d4589aaf02 (このIDを非表示/違反報告)
虹バラ(プロフ) - 美紀さん» お優しいお言葉ありがとうございます！今後も作品は続けていく予定ですので目を通していただけると幸いです。 (2021年7月9日 22時) (レス) id: 1845cbb327 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虹バラ
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/royal_myrt25
作成日時：2021年3月7日 9時
