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兵庫水軍の海の段5 ページ50

『今日はありがとうございました!』

協栄丸「また、いつでも来てくれよな!」

仙蔵「えぇ、ぜひ」

義丸「これは、お土産です」

義丸が差し出してきた風呂敷包みを、龍之介が受けとる

挨拶をして帰路につきながら、仙蔵は龍之介をチラッと見た

仙蔵(こうやって、何も言わずに重いものを持つところとか…細かいところでも無意識に人を気遣える、そんなところが人を惹き付けるところなんだろうな…)

仙蔵「…龍之介」

『ん?』

仙蔵が荷物を持ってやろうと、手を差し出す

それを見た龍之介は、ちょっと考えると片手をその上にのせてご機嫌で歩き出す

『手を繋いで歩くなんて、久々じゃない?たまには良いねぇ』

仙蔵「…そうだな…!(こういうとこも…!///)」




鬼蜘蛛丸「…なぁ義、アイツらって…兄弟というより恋b…」

義丸「なんも言うな鬼蜘蛛丸…」

協栄丸「なんと言うか…」

重「わぁ…無自覚で、アレ…?」

舳丸「…龍之介さんって変なところ鈍いですよね」

「「「「分かる」」」」









  続編へと続きます
  次は大体一週間後の予定です

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作者名: | 作成日時:2023年9月22日 8時

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