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六年生の実戦的実習の段 4 ページ5

学園長「そこで!お主らに特別課題を渡す!成功したらワシの特製サイン入りブロマイドを」

『誰目附役する?』 (目附:監督者、指示役のこと)

小平太「判断力があるやつがいいな!」

  学園長「え、あ、あの…」

文次郎「俺が」

留三郎「いや、俺が」

文次郎「あ?」

留三郎「なんだ?」

長次「よせ、お前たち。…仙蔵はどうだ?」

仙蔵「いや、私より遠距離戦法の龍之介の方が」

  学園長「お、おーい、お前たち…」

伊作「でも今回は集団行動ってことでしょ?龍之介はそれでいいの?」

『んー、まぁなんかあったときに連絡したり、陽動したりする役は必要だしねぇ。結局最初は離れていても、後々一緒に戦ったりするし、まぁそこら辺は構わないかな』

学園長の言葉も程ほどに、勝手にどんどんと話を進めていく六年生たち

山田先生が元気をなくした学園長を横目に、課題を発表した

山田「特別課題は、ナンカオ城の城主のふんどしを取ってくること。力業でもいいし、こっそり取ってきてもいい」

十分気を付けて…と山田先生が続けようとした時、ふと顔をあげると六年生の姿はもうなかった

目を丸くしていると、課題を書いた紙もいつの間にかなくなっている

かすかに、いけいけどんどーん!という掛け声と、悲鳴が聞こえてきた

山田「やれやれ、六年生とは言えまだまだ子供ですね」

学園長「…ワシのブロマイドは嬉しくないのか…?」

山田「学園長先生…」

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作者名: | 作成日時:2023年9月22日 8時

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