検索窓
今日:10 hit、昨日:59 hit、合計:13,882 hit

改-塀登りができないの段6 ページ34

きり丸「じゃあ…」

そう言ってきり丸が門の方を見上げると、饅頭を一個だけ渡されてガックリと膝をついたしんべヱが見えた

『さすがの僕も良心が痛むわぁ…』

きり丸「いえ!これもしんべヱのためです!」

乱太郎「あっ!しんべヱが帰りますよ!」

苦笑いとともに龍之介が犬笛を鳴らす

と、しんべヱの近くの茂みからクロが現れた

「グルルルルル…」

しんべヱ「うわぁ〜ん!なんでぇ〜!」

乱太郎「あと少しの辛抱だよ…!」

きり丸「そうそう、塀登りが出来るようになるまでの…!」

『…(まぁ、そう最後まで上手く行くとも思えないけど…)』

龍之介は何か引っ掛かるものを感じつつ、二人の後を追って茂みから出て歩き出した




そして、忍術学園についた三人が慌てて忍者服に着替え、散々走りまわったであろうしんべヱの到着を待つ

きり丸「どうなりますかねぇ?」

『けっこう走ったとは言え、そんなすぐに痩せるわけでもないけど…』

乱太郎「先輩!山田先生をお連れしました!」

きり丸と二人で塀をたてながら話していると、乱太郎が山田先生を連れて走ってきた

山田「五十嵐…わざわざ一年は組のことに巻き込んですまんな…」

『いえ、どうせ一日暇でしたから』

乱太郎「あっ!しんべヱが帰って…き…た…」

「「『ん?』」」

乱太郎が途中で言葉をなくしたのに不思議に思った三人が、門から出て外をのぞく

きり丸「あぁ〜!」

山田「なぁっ!」

『おやおや…』

しんべヱ「…乱太郎、きり丸、先輩、山田先生…ただいま、帰りました…!(  ̄ー ̄ ≡☆)」

キラーンと効果音がつきそうな笑みを浮かべたしんべヱが、挨拶をする

体はスリムになっており、顔もキリッとしている

『…(どうやって等身まで伸ばしたんだろ…)』

山田「しんべヱ…その体は…」

しんべヱ「先生…僕、今なら塀登り、出来ると思います…!」

山田「よ、よし!やってみなさい!」

しんべヱ「フッ…分かりました…!」

改-塀登りができないの段7→←改-塀登りができないの段5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
57人がお気に入り
設定タグ:忍たま , 六年生 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2023年9月22日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。