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そんな内容の紙を一目通した瞬間、Aは漫画が置いてある本棚に走り出した。普通の精神状態なら疑ってさっさと帰っていただろう。しかし、今のAは少し狂っていた。漫画の置いてある本棚に着くと、直ぐにハ行を探し、”ハイキュー！”一巻を手に取った。そして、受付の青年の元へ走っていった。
「ハァ、ハァ」
今日何回息切れすれば良いの。図書館の中を走らないでくださいよ、と呆れた顔でAを見る青年に呟いた。そして、直ぐにコミックを青年に見せた。
「これに、ハァ、これにトリップさせて‼︎」
「少し息整えてから言いましょうよ・・・。でも、良いですよ。そちらの世界での予定は？」
Aは青年の目を見て、しっかりとした口調で言い放つ。
「勿論、死亡フラグ撤回に決まってる‼︎」
青年は、元々理解していたかのように、苦笑いで頷いた。
「では、原作崩壊ということで、この世界の貴方の命は亡くなってしまいますよ？大丈夫ですか？」
Aには元々両親が他界していた。孤独な毎日を送って、生活援助のお金で学費や食費を賄っていた。だから、Aに迷いはなかった。
「勿論。この世界の命に代えて、皆を救ってみせます。
だって私は大ファンだから」
透明水のように綺麗に透き通った声が図書館に響く。青年は、分かりました、と言うと、目を瞑ってください、と言った。その言葉を信じて、Aは目を閉じた。
「では、意識がなくなるまで目を覚まさないでくださいね。いきますよ。さん、にい、いち_」
そこから、Aの意識はなくなった。
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タピオカ - とっても面白い話ですね！更新頑張って下さい、応援します！！後、絵上手ですね。 (2015年8月9日 19時) (
レス) id: 0a3913c90e (このIDを非表示/違反報告)
三夏桜（ミナツサクラ）(プロフ) - 月葉さん» コメントありがとうございます！続編でも全力で執筆していきますので、最後までお付き合い宜しくお願い致します(*^^*) ご指摘等はご遠慮なくお申し付けください！ (2015年8月9日 10時) (レス) id: cf89339552 (このIDを非表示/違反報告)
三夏桜（ミナツサクラ）(プロフ) - ちぃさんさん» コメントありがとうございます！これから早速執筆してまいりますので、最後までお付き合い宜しくお願い致します(*^^*) ご指摘等はご遠慮なく！ (2015年8月9日 10時) (レス) id: cf89339552 (このIDを非表示/違反報告)
月葉(プロフ) - もちYesです!!続編決定おめでとうございます！かげながら応援してます!! (2015年8月9日 10時) (レス) id: 1e1c7e4592 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃさん(プロフ) - 続編気になります！頑張って下さい！ (2015年8月9日 7時) (レス) id: 36a0358ae7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三夏桜
| 作成日時：2015年7月29日 16時
