第128話 ページ31
NOside
ナツメ「ケースケ、大丈夫かな……」
アキノリ「どうした？ナツメ」
トウマ「ケースケのこと、心配なの？」
ナツメ「いや、なんだか嫌な予感がするのよね…」
A「…確かに、禍々しい妖気を感じるよ」
アキノリ「妖気……ッ！？」
Aの言葉を気にしていると
その瞬間、店内の雰囲気が変化した。
A「これは…？」
アキノリ「何が起きてるんだ…！？」
ケースケ「姉ちゃんっ！！」
ナツメ「ケースケ…！」
ケースケ「よかったぁ…」
焦った様子で駆け寄ってきたケースケに
ナツメは安堵する。しかし、それも束の間…
トウマ「あ…」
一同の目の前に、札をつけた青年…
フクロウが現れたのだ。
アキノリ「だ、誰だ！？」
フクロウ「月浪トウマ…あなたが大人しく海に沈んでいれば、こんなことにはならなかったのです」
フクロウ「今日こそは、私の力を酒呑童子様に…！」
ナツメ「え…？」
アキノリ「お前、酒呑童子の仲間か！？」
フクロウ「その通り…我が名はフクロウ！」
フクロウは妖毒の矢を構える。
トウマ「ッ…！」
アキノリ「な、なんだ！？」
A「あの矢って…まさか…！？」
フクロウ「本来は吹き矢で放つものだが、こういう
使い方も出来る！
私は無能では……
ないッ！！！」
アキノリ「逃げろ！」
フクロウがそう叫び、妖毒の矢を投げつける。
アキノリ達はそれを見て咄嗟に逃げ出した。
そしてその矢は置かれてあった
ローストチキンに刺さり、なんと動き始めたのだ。
ナツメ「何あれ！？」
アキノリ「ローストチキンのゾンビだ！！」
フクロウは続けざまに矢を投げ、
それに刺さった人形等がゾンビと化する。
ケースケ「ごめんなさいごめんなさい！もう鶏肉食べません！！」
トウマ「ッ……！」
アキノリ「何なんだよこいつら…！！」
A「あの矢に刺さったものは、全部あの人の言いなりになるみたい…！」
ケースケ「魚も食べませんっ！！！」
そんなことを喋りながら逃げ続けていたものの、
とうとう壁際に追い詰められてしまう。
フクロウ「フフフフ…！」
アキノリ「やばい…！」
ナツメ「こうなったら……召喚！」
ライト
ナツメ「私の友達、出てこい…ジバニャン！！」
すると、ナツメの影からジバニャンが飛び出した。
ジバニャン「…あぁ？随分気持ち悪ぃとこだニャン」
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海(プロフ) - 前の話も全部読みました。すっごく面白かったです！更新停止してるのが悲しいですけど、いつかまた続きを読みたいです (2月10日 12時) (
レス) id: a3f0b979cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ | 作成日時：2022年2月19日 10時
