第95話 ページ47
NOside
大将「…ノボルよぉ」
若旦那「！」
大将「漬けってのは、寝かせる温度が一番大事なんだ。マグロの気持ちになって、一番気持ちいい温度で寝かせてやりゃあ、それでいい」
若旦那「…気持ちどころか、姿までマグロになっちまうなんて…親父にゃ敵わねぇよ」
大将「あたぼうよ！」
若旦那の言葉に、
大将は笑いながら言った。
大将「ノボル、お前はきっと良い寿司職人になれる。
小せぇ頃から誰よりも俺の寿司を食ってきたんでぇ、間違いねぇ！」
若旦那「…親父……っ……」
すると、大将の身体が淡く光り出した。
大将「…達者でなぁ」
そしてそれはアークへと変化し、
ケースケの手に渡った。
ケースケ「え、なんでアークがオレのところに…？」
ナツメ「あんたがマグロ寿司のキーホルダー持ってるからじゃない？」
ケースケ「グルグル寿司のやつなんだけど…」
A「何はともあれ、また面白い子が友達になってくれたね！」
――――――――――――――――――
NOside
翌日…
アキノリ「それにしても、人騒がせだったよな〜…
マグロ三昧の大将」
ナツメ「若旦那をあそこに連れていく為に人を丸呑みにしてたなんてね〜」
ジュニア「マグロ親父回りくさい、口臭い！」
ウィスパー「回りくどいと言いたいんですか？
ま、職人というのは時に不器用なものなのでうぃっす」
トウマ「まぁでも、他の人達も全員無事だったんだし…一件落着だね」
ナツメ「なーんかホッとしたらお寿司食べたくなっちゃったなぁ〜」
アキノリ「俺も俺も！」
トウマ「僕も久しぶりに、マグロ三昧の漬け丼食べたいなぁ」
A「私も〜♪」
すると、玄関からノックの音が聞こえてきた。
アキノリが戸を開けると…
アキノリ「はーい…」
若旦那「よっ、アキノリ君！」
アキノリ「若旦那！」
若旦那「やっと出せたんだ、親父の味が！
君達に一番に食べてほしくてね、あははっ♪」
そう言いながら若旦那はウィンクをして、
盆に乗った漬け丼を配り始めた。
――――――――――――――――――
NOside
そして夜、ハルヤの家では…
フクロウ「申し訳ありません。姫様の手がかりは、未だに…」
ハルヤ「フッ…まぁいいよ、他にもやることはあるから…さ」
フクロウの言葉に、
ハルヤは嗤いながらダーツを投げる。
ハルヤ「…そろそろ遊んでやんなきゃな」
そのダーツの的には、
トウマの写真が貼り付けられていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 52人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レーニャン(プロフ) - マグロドン(人食いマグロ)の声は「グロロロロ」です。多分、マ"グロ"にちなんででしょう。 (2022年3月24日 21時) (
レス) @page48 id: b30d9de8f4 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ(プロフ) - らららコッペパンさん» 教えてくださり、ありがとうございます！早速やってみますね！ (2022年3月1日 12時) (レス) id: f2bc8e82d6 (このIDを非表示/違反報告)
らららコッペパン - 名前変換をアリにするボタンがあり、この小説の場合｢シキ(で合ってますか?)＝シキ｣みたいにしたらできると思います。暇がある時で構わないのでやってみてください。 (2022年3月1日 10時) (レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
ねこ(プロフ) - 時間の止まったリスさん» コメントありがとうございます！私としても名前変換が出来るようになればもっと楽しんで頂けるかなと思っているのですが、やり方が分からなくて…そこは本当に申し訳ないと思います…それでも面白いと思って頂けてよかったです！これからもどうぞよろしくお願いします♪ (2022年1月25日 15時) (レス) id: f2bc8e82d6 (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - めちゃ面白いし、シャドウサイドファンだったので嬉しいです！欲を言うなら名前変換したいですが、作者様の意思が一番ではあります(特に気にしないでいいですよ)が、これからも頑張って欲しいです！ (2022年1月25日 9時) (レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ねこ | 作成日時：2021年12月31日 14時
