【妖怪ウォッチシャドウサイド】エンマの妹は妖怪探偵団所属 (ページ10)

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第9話ページ10

NOside

ケースケ「！？」

そして城田はおぞましい化物へと変貌し、
亡霊番長に襲いかかった。

化物の攻撃を亡霊番長は避け続けるが…
その化物は目からビームを繰り出し、

亡霊番長はそれをまともに喰らってしまった。

アキノリ「亡霊番長となんかやばいのが戦ってるぞ！？」

ウィスパー「あれは人間の内なる悪意が膨れ上がった特別な妖怪…怪魔のようでうぃす！」

A「久々に見たな…」

Aは誰にも聞こえないような小さな声で呟いた。

アキノリ「要するに悪者か！」

ナツメ「じゃあ、ここは亡霊番長の味方を…」

ナツメがアークを取り出そうとすると、
ウォッチはひとりでに外れ、ケースケの手首についた。

ナツメ「あっ…妖怪ウォッチが！」

ケースケ「ッ…これは……？」

ウィスパー「妖怪ウォッチがひとりでに…！」

ナツメ「ケースケ！」

ケースケ「えっ…何これ？どういうこと！？」

アキノリ「それを使って味方になってくれる良い妖怪を呼び出すんだ！」

ケースケ「なんでオレが…姉ちゃんがやってよ！」

ナツメ「やろうとしたらそっちに行っちゃったんだよ！」

A「きっと今は、キミがウォッチを使うべき時なんだよ」

ケースケ「………」

ケースケは抵抗が出来ず、
怪魔に一方的に攻撃されている亡霊番長を見た。

ケースケ「…分かった、どうするの？」

ナツメ「これを！」

ナツメはケースケにコマさんのアークを渡す。

ケースケ「えっ、何これ…鍵？」

ナツメ「それはコマさんのアーク。それをウォッチの横に差して回す！」

ケースケは言われた通りにアークを差して回した。

ライト

ケースケ「開いた！？」

ナツメ「そこにアークをかざしながら言って！

『召喚！オレの友達、出てこいコマさん！』」

ケースケ「しょ、召喚！オレの友達、出てこいコマさん！」

アークをかざし、腕を上げる。
そうすると、ケースケの影からコマさんが出てきた。

コマさん「……」

ケースケ「えー！？ただの犬が出たんですけど！」

ナツメ「で…もう一回アークを差して、今度は逆に回す！」

ケースケ「えぇ…？」

ケースケは戸惑いながらも、
ナツメの言う通りにアークを差して逆に回した。

シャドウ

すると、コマさんの姿が大きな狛犬に変貌する。

コマさん「グルルルル…」