【妖怪ウォッチシャドウサイド】エンマの妹は妖怪探偵団所属 (ページ27)

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第26話ページ27

NOside

ケースケ「姉ちゃ～ん！」

4人「？」

ケースケは慌てた様子で事務所に入ってきた。

ナツメ「ケースケ！？」

アキノリ「どうしたんだ？」

ケースケ「お、オレのカードが……」

アキノリ「まさか…！？」

トウマ「レッドヘッドか！？」

ケースケ「うん……」

彼は涙を拭いながらそう言った。

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NOside

ゴクゴクゴクッ…

ケースケ「…ぷはぁ……」

ナツメ「少しは落ち着いた？」

ケースケ「うん…ありがとう」

ウィスパー「それにしてもケースケ君は、よく怪奇
現象に巻き込まれますね…

ひょっとしてそういう体質なのでは？」

A「確かに、その可能性は高いと思うよ」

ケースケ「や、やだよそんなの！」

ウィスパーとAの言葉に怯えるケースケ。
やはり怖いものは怖いのだろう。

アキノリ「なぁケースケ、レッドヘッドについて
なんでもいいから教えてくれないか？」

ケースケ「えーっと…確か……

『よこせ…白い、犬……！！』

って言ってた」

ナツメ「白い犬？」

ケースケ「うん」

トウマ「犬じゃないけど…

吹雪の狼、ブリザードウルフっていうカードの噂
なら聞いたことがある。」

ケースケ「あ、オレも知ってる！アルティメット
スーパーレアカードなんだよね？」

A「バーニングドラゴンと同じくらい貴重ってこと？」

アキノリ「レッドヘッドはそれを探してるのか？」

ウィスパー「恐らくそうでウィス」

ナツメ「吹雪の狼、ブリザードウルフ…？」

ナツメは何か心当たりがあるように、
その名前を復唱していた。

トウマ「だけどブリザードウルフはAの言うように、

バーニングドラゴン同様…その存在自体が伝説化
している幻のカードだ」

ケースケ「だよね…」

アキノリ「伝説かぁ…」

ナツメ「ねぇねぇ」

4人「ん？」

ナツメ「もしかしてこれ？」

そう言いながら、なんとナツメは
ブリザードウルフのカードを出したのだ。

トウマ「！？」

ケースケ「えぇぇぇぇ！？」

トウマ「ブリザードウルフ…実在したのか！？」

ケースケ「なんで姉ちゃんが持ってんの！？」

ナツメ「あんたがいつも熱中してるから、

私も試しに一つ買ってみたの。

で、今読んでる本に挟んでたの思い出したんだよね～」

ナツメは呑気にそんなことを言った。