#episode40―2 ページ44
【JK side】
守れなくて…ごめん？
｢や、それこっちのセリフなんだけど｣
思ったことをすぐ口にしてしまった。いつになく。
A｢…もー雰囲気壊さないでよ｣
ベシベシと叩かれる。
ふっ、と口角を上げて、俺と目線を交わらせる。
A｢どっちも悪くないって思っちゃダメかな｣
また、すぐ口に出す。
｢それが正解だって｣
A｢ならいっか｣
安心したように笑うとふーっ、と息を吐いた。
｢とにかく、あいつには辞めてもらう｣
A｢ナムオッパ頑張って〜｣
｢マネヒョンも応援してあげてよ｣
A｢そろそろお世話係から解放してあげた方が良いよ、かわいそう｣
といいつつ、鼻歌を歌い始める。どこまで呑気なんだこいつは。
｢ステージ…するとか言わないよな｣
A｢minariの1年間の集大成をここで見せずしてどうする｣
出る気なのか…まあ分かってたっちゃ分かってたけども。
｢そんな手の状態で出る気？｣
顔の怪我はまぁ酷くはないし、メイクでも隠せるレベルだ。
問題は真っ赤に腫れている手だった。
本人も、んーっ、と唸りながら憎たらしく見つめつつ、何かを思いついたように顔を上げる。
A｢あ、ジョングクステージ何番目？｣
｢そろそろ｣
A｢終わったら、楽屋行ってもいい？｣
｢は？｣
気持ちの切り替え早すぎるんだよ、いつもいつも。
A｢とにかく、私はもういいから。準備してきて｣
背中を押されてベッドから無理やり立たされる。
｢…ほんとに？｣
A｢まかせて、会場みんなHANAにするレベルのステージだからさ｣
自信過剰か。
｢いいけど、なんで
A｢楽しみだなー、SWAGなチョン・ジョングクさん｣
綺麗な顔がこっちを見てニヨニヨ笑う。
そんな顔にもドキドキする俺は遂におかしくなったのか。
Aが自分のマネージャーさんに電話すると、大きな声が聞こえてきた。何を言ってるのかは分からないけど。
ﾏﾈ｢────────!!!!!!─────？！｣
ばかっ、と怒鳴られて、眉を下げる。
A｢オンニごめんなさい。すぐ楽屋戻りますから｣
電話を終えて、満足気にベッドから立ち上がった。律儀にベッドメイキングも済ませる。
A｢…緊張してる？｣
｢世界のminariはしないだろうね｣
あたりまえ、と言い捨てて、医務室を出ていってしまった。
A｢ありがとう｣
嘘ついた、バクバク、とくしゃっと笑って、ルンルンで去っていった。
·
…パボ。
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しろ(プロフ) - お話楽しく読ませてもらってます！2のepisode29のSM勢揃いのところなんですが…勢揃いならSHINeeも入れて欲しかったです… (2021年2月20日 13時) (
レス) id: 25bbfcd7ba (このIDを非表示/違反報告)
りょー(プロフ) - なちゅ。さん» いえいえです！訂正ありがとうございます^ - ^ 私はミンハオ寄りのオルペンなのでミンハオ が2人でもなんとも嬉しいシチュなんですけどね、、笑3も楽しませていただいてます！ありがとうございました！ (2018年3月5日 0時) (レス) id: 7d07b89b53 (このIDを非表示/違反報告)
タピオカ(プロフ) - なちゅ。さん» ありがとうございます！頑張って下さい(^^)/ (2018年3月4日 17時) (レス) id: a599b6d900 (このIDを非表示/違反報告)
なちゅ。(プロフ) - タピオカさん» 全然大丈夫です！ではジフンで行きます〇でもバンタン要素も入れるね(n‘∀‘)ごめんコミュ障で…いきなりは仲良くなれないと思うけどタピオカちゃんと仲良くなりたき(((夕方までには投下できそう!!!!!!キデチュセヨ〜！(期待してください) (2018年3月4日 13時) (レス) id: e0e344f170 (このIDを非表示/違反報告)
タピオカ(プロフ) - なちゅ。さん» あ、ごめんジフンで○です！笑 (2018年3月4日 12時) (レス) id: a599b6d900 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なちゅ。 | 作成日時：2017年12月28日 23時
