夜永唄 [月島蛍］ (ページ6)

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黒「じゃあ、なんかあったら連絡しろよ、

　俺は会社に戻るけど、1週間は安静な。

　ったく体弱いんだろ？少しは休めよ？

　じゃあな！」

『あ、ありがとうございました。』

鉄朗先輩は病室から走り去って行った。

やっぱりまだ、蛍くんのことが頭から離れなくて、

いつから蛍くんは仁花お姉ちゃんのこと

好きになっていたんだろうか。

私が蛍くんをずっと引き止めていたのかもしれない。

そう思うと胸が苦しくなる。

『っだめっ、、泣いちゃ、、』

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

ドアの開く音がしてふと見ると、看護師さんだった。

看「先生がお呼びです、診察室までお願いします。」

私は看護師さんの手を借りながら部屋を出た。