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誰かが呼んでいる声で目が覚めた。


ここは病院だろうか。


独特の薬品の香りが鼻を通った。


?「おいっ!美南、大丈夫か?」


『鉄朗先輩っ?あれ、どうしてここに、』


黒「どうしたじゃないよ、会社無断欠勤で

 
  心配して見にいったら、鍵空いたままで、


  入ったら、お前倒れてるから、救急車呼んで、


  俺は優しいから起きるまで毎日来て


  あげたんですけども、納得いきました?


美南チャン」


そうか、私あのあと倒れたのか、


昨日のことが蘇ってくる。


ん?鉄朗先輩毎日って言った?


『私、どのくらい寝てました?全く記憶なくて、』


鉄朗先輩は呆れた顔で私を見た。


黒「ったく、5日も寝てたよ。課長も心配してたぞ、


 てか、お前月島と同棲してたよな?


 勝手に美南チャンの携帯触るわけにもいかないし、


 月島に、連絡も繋がらなかったから、


 心配してたけど、お前らなんかあったの?」


やっぱり、私たちは別れたのだと実感してしまう。


気付いたら鉄朗先輩がぼやけていた。


『別れたんです、、8年目の記念日の日に。


 他に、好きな人がいるって言われて、、


 私、大事な話があるって言われて、


 てっきり、結婚の話かと思って、


 浮かれちゃって、ほんと、バカですよね、』


言えば言うほど蛍くんのことが頭によぎる。


思い出ばっか、流れてくる、何度も、何度も。


黒「っ!?ったく、泣くんじゃねえよ。


  俺も悪かったな。話題持ちだしちまって。」


そう言って鉄朗先輩は私が泣き止むまで、


そばにいてくれた。


窓の外ではとっくに木々が色づいていた。









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黒尾 鉄朗(27)

美南の会社の先輩

美南のことを、、、、?

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設定タグ:ハイキュー!! , 夜永唄 , 月島蛍   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:minapanda | 作成日時:2020年4月26日 12時

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