11 月島 蛍side ページ12
あれからずっと僕が仕事終わるまで
既読が付かなくて、ずっと美南のことを考えていた。
仕事が終わって、急いで車で家に行った。
だけど部屋にはいなくて、帰ろうとしてた。
ふとマンション前の公園を見ると、
外灯に照らされた美南がいた。
でも、近づいたら美南ともう1人いて、
抱き合っていた。胸が苦しくなった。
「っ美南?」
『け、蛍くん?』
美南外灯こちらを向いて抱き合っている人も向いた
黒尾さんだった。
そんなことより僕は話があるって言おうとした。
でも、僕の口からでた言葉は全く違った。
「何してんの?こんなところで。
って黒尾さんじゃないでスカ。
なに、別れたら、もう新しい男作るんだ。」
違う、僕はそんなことが言いたいんじゃない。
でも口から止まることはなかった。
『っ!違っ!鉄朗先輩は会社の、、、』
わかってる、黒尾さんが会社で一緒なのも
「へえ、会社の先輩なのに名前呼び?
なに、もう付き合ってるの?
まあ、別にどうでもいいケド。
僕、谷地さんと付き合ったらから。
それだけ、じゃあね。」
僕はなにを言っているんだ。谷地さんとなんて、、
それに美南へ八つ当たりみたいに言ってしまった
黒尾さんがとうとう堪忍袋の尾が切れた
でも、僕は美南がまだ黒尾さんの袖を握っている
ところを見て、また、胸が苦しくなった。
もう僕はこれ以上ひどいことは言いたくないと
立ち去ろうとした。だけど美南が僕を引き止めた。
『っ!待って、蛍くん!』
正直僕は美南を見ると胸がもやもやして
今すぐここを立ち去りたい気分だった
「君に蛍くんなんて呼ばれる筋合いないんだけど、
谷地(妹)さん?」
僕はなんてことを言ってしまったのだろう。
こんなこと言うはずじゃなかった。
急いで公園から立ち去った。
美南が倒れているなんて知りもしないで。
45人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:minapanda | 作成日時:2020年4月26日 12時