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1* ページ1

「お嬢様」「お嬢様〜」「お嬢様ーーーーー」



『もうなーにー』




そう、私はお嬢様なのだ




私のおじいちゃんは世界的お菓子メーカー[カリニィ]
の創業者であり現会長の波野源一




私のお父さんは社長の波野正利




そして私は2003年4月1日生まれ波野A。今年ぎりぎり高校生になれた。




外から見ると幸せだと思われるけど、全然そうじゃない




お父さんはずっと海外にいてちょっとしか会ったことがない




でも、何よりも辛いのが友達が出来ないこと




私は普通の人になりたくて幼稚園から中学校の間は普通の学校に通っていた




なぜ出来ないかというと

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ーー ー ー ー ー ー 〜幼稚園〜

先生「おはよ〜おはよ〜」




(そこに私が車でやってくる)




(わざわざ駆け寄って)




先生「おはようございます」




先生一同「おはようございます」




親「あの子だーれ?」




親「なんかどっかのお嬢様らしいよ」




親「えっ。じゃあうちの子礼儀正しくさせないと」




親「なんで?」




親「だって、もしうちの子があの子にヘマしたらどうなることやら」




親「ほんとだ。うちの子バカだからしつけないと」




とういう感じで幼稚園の間は話しかけてきても緊張してカチンコチン




全然喋れなかった





ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー 〜小学校〜



親「あの子噂のお嬢様?」



親「そうらしいよ」



親「なんか怖そう」




親「親の権利使ってうちの子がいじめられたら」




親「もう、嫌なこと言わないでよ。でも確かにありそう。」



親「あんまりあの子に近ずかないようにしないと」




親「うちもそうする」



小学校はこんな感じで、最初はいっぱい話しかけてたけど、もう最後はぼっち
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー 〜中学校〜



中学校は言うまでもなくぼっち。



中学校は小学校の人たちがほとんどで、小学校の頃にぼっちだった私は確実に孤立した



先生でさえ私が話しかけたらおどおど




まともに喋れたことなんてありゃしない





ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー


ともかくお嬢様だと知られたらいいことなんてない



今から隠しても意味ない。



だってもうそこらじゅうにばれてるから

2*→



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作者名:かいにゃー | 作成日時:2018年12月28日 8時

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