15.新人アルバイト ページ16
皆驚いた顔をして固まっていたが、すぐに何事もなかったようにしていた。
私は仕事があるので早めに帰らせてもらい、職場である居酒屋に入っていく。
そういえば今日、新しいバイトの子が入るって店長が言ってたな。
女の子って言ってたから、早く仲良くなりたいかも…
そんなことを考えながら支度をしていると、店員専用の入口から一人の女の子が入ってきた。
その子は背中まである緑色の髪をハーフアップにして、深緑の瞳が特徴的な大学生くらいの子だった。
私はその子を見ながら小さく笑って声をかけた。
「こんにちは！
もしかして新しく入ってくるバイトの子？
随分早くくるのね」
「こんにちは！
今日からバイトに入った草花音葉です！
初日に遅刻はしたくないし、先輩方の顔や名前を早く覚えたくて早く来ちゃいました」
そういいながらてへっと笑う彼女は愛らしくて、女の子らしいと思えるものだった。
私には到底できなかったであろう仕草や話方は、私なんかとは全然違うタイプだと言うことを表している。
それに、遅刻をしないようにするのと、先輩の顔をすぐに覚えたいだなんて可愛らしいことを言う。
きっと彼女のお陰でたくさんの客が入ることは間違いないね。
それに他とは人数がかなり少ないこの店に入ってくれるのは大助かりだし、真面目に働いてくれるタイプだろうからいくらかは楽になりそう。
「ふふっ…可愛らしいことを言うのね
私は関原美玲、結婚してるから本当は苗字が違うけどお客さんには関原で通ってるから宜しくね
ちなみに24歳だから
まだ他の店員は来てないけど、とりあえず着替えて準備を手伝ってくれる？その頃には他の店員たちが来ると思うから」
「はい！宜しくお願いします、美玲さん！
あ、更衣室はどこにありますか？」
「この廊下の途中にあるよ
ロッカーとかは決まってるから、自分の名前を探して使ってね」
そういうと音葉ちゃんは元気よく返事をして更衣室に向かって行った。
おっとりしてるように見えたけど、意外と元気キャラなのかな？
そういう子は嫌いじゃないしむしろ好きだから仲良くなれるかな。
向こうに嫌われなきゃだけどね…
今日は他の店員が来るのが早い。
音葉ちゃんのことが気になるから、早く来たのかも。
一人で準備をしていると、店長がやって来て私に声をかけた。
団体の客が来るようなので、私に対応してほしいとのこと。
断る理由もないので引き受けると、店長は満足そうに頷いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 94人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月詠乃朱(プロフ) - ロウレスさん» 20分前に別の作品にコメしてくれましたよね？ありがとうございます！結婚相手はヒントを出すならモブキャラです (2018年9月11日 18時) (
レス) id: d751ca0591 (このIDを非表示/違反報告)
ロウレス - はじめまして！ロウレスです！この作品、とても面白いです。あと結婚相手がとても気になります！！更新頑張ってくださいね！ (2018年9月11日 18時) (レス) id: e3a625a0ab (このIDを非表示/違反報告)
ツクヨミ☆ノア(プロフ) - サクラさん» コメントありがとうございます。そういっていただけてとても嬉しく思います！更新頑張りますね！ (2018年6月23日 16時) (レス) id: d751ca0591 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 初コメント失礼します。 貴方の作品、拝見しました。 内容がとても細かく描かれていて、見ている私も面白かったです。 完結までは分かりませんが更新頑張ってくださいね！ (2018年6月23日 15時) (レス) id: 68f952df19 (このIDを非表示/違反報告)
ツクヨミ☆ノア(プロフ) - ウィルさん» コメントありがとうございます！面白いと言っていただけて、嬉しく思います！遅くなると思いますが、更新頑張ります！！ (2018年6月19日 23時) (レス) id: d751ca0591 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
