君の人生…堕落させてあげるよ♪一人目【悪女】

堕落者23 ページ6

真冬side

場所は変わってここは僕の家

目の前には、出されたココアを見つめるおそ松クンと、

ココアを冷ます一松くん。

三人分作ったうちの一つを一口飲み、

口を薄く開く

『それで…おそ松クンはあれを聞いてどう思ったの？』

おそ「！」

急に話題を振られるとは思ってなかったのかな？

まぁいっか

おそ「…正直疑った

これは合成で、お前が唯奈ちゃんを

嵌めようとしてるんじゃないかと思った

……でも一松の目を見たら、俺が…俺らが間違ってるんだって…

あぁもう！！！どうすりゃいいんだよ俺は！！！」

文が上手くまとめられないのか、

顔を両手で覆い、床をゴロゴロするおそ松クン

ちょ、埃たつ！

おそ「……でも」

考えが纏まったのか、体を起こすおそ松クン

おそ「お前が悪くない事だけは…わかった」

真っ直ぐな目でそう言うおそ松くん

『…そっか』

わかってくれて嬉しいなぁ…

これでまた一歩…

targetちゃんが堕落に近づいたね♪

『でもさ…』

おそ「？」

『僕の名前は｢お前｣じゃなくて｢真冬｣なんだけどなー？』

にこにこと言う

名前で呼んだら…

契約の証だよっ♪

おそ「真冬…な…」

少し照れくさそうに鼻の下をこするおそ松くん

『ふふっ』

それでいい

もっと僕を信じればいい

そしたら…

あっという間にtargetちゃんの味方はいなくなる

もたもたしてるとホントに貰っちゃうよ？

ね？targetちゃんっ♪

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