堕落者29 ページ13
真冬side
熱は下がるどころかあがったんだけど、学校来たよ✩
職員室によって、
風邪気味だったので病院に行きました
と先生に話して教室に向かう
神崎さんが怖いから来れませんでした、なんていう訳ないじゃん✩
本当なら、病院に行く前に先生に連絡しなさいって言われるんだけど、
先生達の間にも僕とtargetちゃんのゴタゴタは伝わってるみたいだからね〜
先生は察して、何も言わないでくれたよ
«ガラガラ…»
大きな音は立てずに、静かに教室に入る
今は休み時間だったらしく、
僕が入ってきた事には誰も気づかなかった
自分の席に座って、カバンを机の横にかける
僕が来たことに気づいた陽菜っちが、
泣きそうになりながらこちらへ近づいてくる
陽菜「真冬ちゃんんん!!!!!」
「え、なに柊きたの?!」
「え、ほんと?!」
わらわらと僕を取り囲むみんな
『あはは…おはようみんな』
にこりと笑う
「無理してない?」
「大丈夫?」
そんな風に心配の言葉をかけてくるクラスメート
『言ったでしょ?神崎サンと僕はなにもないよん♪』
安心したまえ!と胸を張る僕
視界の端に映るのは、顔を歪めているtargetちゃんとそれを守ってる六つ子
唯奈「…おはようございます。柊さん」
『おはよっ♪神崎サン!』
にこりと無理矢理笑みを浮かべるtargetちゃんと、
無邪気に笑う僕
傍から見たら可笑しな光景だろう
「ちょっと神崎さん」
唯奈「な、何でしょうか」
「何でしょうか、じゃねぇよ
柊にあんまり近づくな」
その言葉に顔を歪めるtargetちゃん
すぐさま顔を戻して、悲しそうに顔を伏せる
唯奈「そんな…」
おそ「唯奈ちゃんがそんな事するわけないだろ」
チョロ「証拠もないのに勝手な事言うなよ」
ふふ、僕も乗らせてもらうね☆
『そうだよ!神崎サンとは何も無いんだってば!
そんな事言わないで!』
瞳をゆらゆらと揺らして必死に叫ぶ僕
でも…、と渋っているクラスメート達
唯奈「いいです。わかりました」
柊さんには近づきません、とぽろぽろと涙を流すtargetちゃん
えっ…、と声を漏らして目に涙をためる
『酷いよみんな…本当に何も無いのにっ…!
こんなんじゃ神崎サンが悪者みたいじゃん!!
神崎サンが可哀想だよっ…!!!!』
胸あたりを握り締め、髪を揺らして叫ぶ
頬を伝う涙
可哀想
そういった瞬間に、targetちゃんの顔が怒りで染まる
そのまま突っかかってこないでよ?
まだ舞台で踊ってもらうんだからさ
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桃花(プロフ) - この作品面白いですー!夢主ちゃんの性格ちょー好きだわ〜。続き待ってます。ちょー女王さま気取りの人の潰し方、考えただけでもワクワクしますよーー笑 (2018年3月27日 23時) (レス) id: 4c7bbfe76a (このIDを非表示/違反報告)
(´・ω・`)(プロフ) - ゆっきーなさん» ありがとうございます!!自分の憧れに沿って書いてみたらこうなりました(´°ω°)面白いと思って頂けたならなによりです! (2017年10月25日 13時) (レス) id: c3bd64be3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきーな - こんばんは(* ̄∇ ̄)ノ面白いです。夢主ちゃん、強いですね("⌒∇⌒")でも可愛い(*´∀`) (2017年10月24日 23時) (レス) id: 597d4e34a8 (このIDを非表示/違反報告)
(´・ω・`)(プロフ) - 兎神 零羅@マカロン作り隊さん» ありがとうございます!!頑張らせていただきます! (2017年7月27日 17時) (レス) id: c3bd64be3f (このIDを非表示/違反報告)
兎神 零羅@マカロン作り隊(プロフ) - この作品大好きです!夢主ちゃん可愛すぎです!!!更新頑張ってくださいね! (2017年7月25日 13時) (レス) id: 13ae58adc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:★ルシフェル★ x他1人 | 作成日時:2017年5月17日 14時