二十七話 ページ29
「そいつから手ぇ離せ!」
「嬢ちゃん、誰だ」
「そいつの彼女だ」
「ほぉ...」
海賊の船長であろう人はニタニタと笑う
カチンときた少女はタガーを抜き、斬りかかった
「A!そいつは...!」
「ぐっ...!?」
「忠告がちょっと遅かったな、俺は魔術が使える」
斬りかかろうとした瞬間で止まる少女
体が思うように動かないのかタガーも止まったままだ
「その人魚連れてけ、魔術に使う」
「やめろっ!」
「A、来んといて」
人魚は空中で止まる少女にそう伝える
しかし、海賊は途中で足を止め
少女の元へ戻ってきた
「そうだな、お前が俺の部下になるなら人魚の傍に置いてやってもいいぜ」
「っ...」
少女は躊躇ったが苦しそうに頷く
すると地面に崩れ落ちた
「軽いな...ちゃんと食ってんのか?」
海賊は少女のネックレスを引きちぎり、ポケットに入れた
そして少女を部下に渡すと森の外へと消えていった
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守宮烏(プロフ) - もみじさん» ありがとうございます^ ^ (2020年6月13日 5時) (レス) id: 1296702c2e (このIDを非表示/違反報告)
もみじ(プロフ) - 良いですね!可愛いです! (2020年6月12日 23時) (レス) id: 61d5d81753 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:守宮烏 | 作成日時:2020年5月3日 21時