どこまでも、深く深く

十一話 ページ13

｢ロドリゴ、この剣知ってる？｣

｢ん〜見たことない形しとるなぁ｣

｢みんなそう言うんだよね｣



少女は片刃の剣を人魚に見せる
考え込む人魚だったが何か思い出したのか顔を上げる



｢遠い東の国でそういう剣が作られとるって聞いた事ある｣

｢なんでこんなところにあるんだろ｣

｢先祖代々伝わったんとちゃう？｣



いつも手入れは欠かさずやっているが所々かけている
祖先が使ってきた痕だろうか



｢剣の名前あるん？｣

｢七星剣って言うんだって｣

｢不思議な名前しとお...｣

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七星剣とは
960年に焼失、961年に再鋳造されたものの
1094年に焼失した直刀です
といっても何やら沢山あるみたいです

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