十八話 ページ20
深夜、少女はぐっすりと寝ていたが
人魚は眠りにつけずにいた
今は満月が頭の上に見えている
「おい」
「誰...?」
「さすらいの魔法使いとでも名乗っておこうか」
「あんたみたいなおっさんが?」
「おっさんとはなんだ!」
白い布を身にまとった男は人魚をまじまじと見る
「どうやら恋でお困りのようだ!」
「声でかいわ」
「しかも相手は人間の女の子と見る!」
「おっさん人の話聞いとらんやろ」
男は懐から小瓶を取り出す
中には藍色の液体が入っていた
「一日だけ効く薬だ」
「何時使えっていうん」
「そうだなぁ...女の子が起きたらかな!」
そう残して男は消えていった
人魚は藍色の小瓶を手にすると月明かりに照らす
「変なおっさんやったわ」
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おっさんはローマ爺ちゃんです
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守宮烏(プロフ) - もみじさん» ありがとうございます^ ^ (2020年6月13日 5時) (レス) id: 1296702c2e (このIDを非表示/違反報告)
もみじ(プロフ) - 良いですね!可愛いです! (2020年6月12日 23時) (レス) id: 61d5d81753 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:守宮烏 | 作成日時:2020年5月3日 21時