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悪魔の鎖(ポルさん) ページ15

「なぁ、俺と子供作らへん?」

「唐突すぎるし誰が悪魔と作るか」

「酷いわぁ...面倒見ええ方なんやけど...」

「そういう問題じゃない」

「なんやのー...」


少し前から住み着いてるこの悪魔
出会い頭にプロポーズ(契約要求)してくるし
今となっては子作り要求してくるし...
一応私人間だよ?


「俺上手いで?」

「おい、浄化させるぞ」

「俺そういうの効かんで」

「エクソシスト呼んでやる」

「取り付いとらんもん」


お腹に尻尾が巻き付けられ
頭に顎を乗せられる
なんで外出にも付いてくんのさ、この悪魔


「あ、まさか初めt...」

「何か言ったかい?」

「初めてなら優しくしたるわ」

「今すぐ彼氏作ろ」

「...許さんで」


顎クイされ、赤い瞳と目線が合う
そっと尻尾で頬から首、首から項を
項から背筋を撫でられる
尻尾が巻き付けられてるだけなのに
なんでだろう、動けない


「お前は俺のものっていうの分からんの?」

「っは...?」


気づけば唇が重なっていた
何度もそれを押し付けられ首が熱くなる


「これで永遠に俺のものになるんやな...」




この首の印が残る限り...な

親分が審問してるだけ→←雪の華(ロマーノ)



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作者名:守宮烏 | 作成日時:2019年11月15日 21時

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