警告7 ページ8
え、鼻血？なんで鼻血??
日に当てられたわけでもなければほじくった訳でもないのに鼻血。
もしかして私…
この人の美しくて煌びやかで神々しさに当てられて??
それを考えたとき、私は僅かに命の危機という言葉が脳裏を横切った。
ポケットを探ってそれを見つけ出すと、無言で耳へとかける。
そう、セレブ御用達(嘘)高級UVカットサングラス(仮)だ。
「サングラス!?そ、れより鼻血垂れてる！」
大丈夫ですかとティッシュ片手に近寄ってくる女神様。
ひえっ近寄られたらその眩しさに干からびちまうよ!!
と、何故かあまり役立っていないサングラスにも怒りをぶつけながら一歩一歩と後ろへ下がっていく。
『ごめんなさい!!私あなたに近寄られると爆発してただの肉片になっちゃう!!』
「え？えっと、でも血が垂れて服に染み付いてるし、早くとめないと…」
服に染み付いてるし？
なんだそれはと下を向けば真っ白なTシャツがまっかっか。そんでもってついでに床にも血溜まりがぽたぽたと…
殺人現場かよ!?
いやいや、でもそれだったとしても近寄られちゃ困るのだ。なんてったってこれ以上に命に関わるから。
『じゃあ、あの、とりあえずそのティッシュくれませんか？』
「どうぞ…」
なんて貸して貰えるようなので極力離れて受け取ろうと手を最大限に伸ばしていると後ろから大きな声が聞こえてきた。
「清水先輩ー！頼まれてたタオルを持ってきたのですが!!っと、うわっ！」
『え。』
一瞬ふりかえった先にあった山盛りタオルとそれに隠れた小動物？
それが何故か止まることなく後ろからドーンとぶつかってきたのだ。
そのおかげで私はバランスを崩して女神様に正面衝突。
「香澄さん大丈夫ですか!!」
『きやぁぁぁ、ごごごめんなさいっ!!』
さ、触ってしまった、体が触れ合ってしまった!!なんて罰当たりな!!
と、0.1秒も経たずして離れて後ろに下がれば今度は背中に何かが当たる。
「ご、ごめんなさい!!怪我はありませんでしょうか!!…………ええ!?血!?
わ、私、なんてことを!!死んでお詫びしますのでどうかお許しを!!」
私ごときがこんな楽園にいてもいいのでしょうか。
いいえ、これは幻。イカれた私の頭が映し出した幻影なんだわ。
今なら楽に死ねそう…
ありがとう神様、さようなら。
「え、え？失神!?清子先輩、この人意識が飛んでます!!」
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未完成。(プロフ) - 続きみてぇ！！！ (2022年4月20日 14時) (
レス) @page11 id: a30b549139 (このIDを非表示/違反報告)
萌戯(プロフ) - すっごく面白いです！これからも応援しています！更新頑張ってくださいね！ (2020年3月11日 16時) (レス) id: 94553c1dd3 (このIDを非表示/違反報告)
めーぷる - インナーマッスルが鍛えられる良い作品ですね(真顔)《訳めちゃめちゃ面白いです 笑いすぎてお腹痛いくらいです！これからも更新頑張ってください》 (2020年1月24日 10時) (レス) id: f01d8b6a59 (このIDを非表示/違反報告)
水面雫(プロフ) - アイクルトさん» ありがとうございます!!自分で作ってると面白いかなんてわからないのでそう言って貰えるととても嬉しいです!!更新頑張ります!! (2020年1月16日 19時) (レス) id: 8bb0b72cc6 (このIDを非表示/違反報告)
アイクルト - 面白かったです！思わず吹き出すくらい←更新、頑張ってくださいね！！応援してます！ (2020年1月15日 22時) (レス) id: ef72670758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水面雫 | 作成日時：2020年1月14日 14時
